相変わらず自重とかできない俺が、またもやカバレッジをお送りしたいと思います。文中は敬称略。また、内容に関する不備などはコメント欄から指摘していただけるとありがたいです。

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「PWC -164th-@横浜 Round7 渡辺雄也 vs 山本定明」

 イーブンタイド発売後、初のPWC。グランプリ神戸も終わり、これからPTベルリン予選のシーズンとあっても、関東草の根のスタンダードの熱は冷めることを知らない。ここまで唯一の全勝だった有留知広が下当たりながらIDして優勝を確定させたため、1敗ラインのマッチアップから、昨年度のRookie of the Yearであり、ミスターPWCでもある渡辺雄也の試合をお送りしたい。デッキは青白の純正ヒバリ。対する山本は《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》を加えた無限コンボ型のヒバリである。

Game1

 先手は山本。後手の渡辺が2ターン目にキャストした《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》を《ルーンのほつれ/Rune Snag》で弾いてゲームスタート。3ターン目は山本が《結ばれた奪い取り/Bonded Fetch》を、渡辺が《熟考漂い/Mulldrifter》を想起でプレイし、お互い手札を充実させ合う。

 カウンターを備えたデッキ同士の常としてのドローゴーが続く中、山本の《結ばれた奪い取り》が墓地に《影武者/Body Double》や《一瞬の瞬き/Momentary Blink》といったカードを落としていく。更に山本は《熟考漂い》を想起。渡辺は《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》をキャストするも、山本は再度の《ルーンのほつれ》で退け、無限コンボに向けて手札を充実させる。

 渡辺は《思案/Ponder》をキャスト後、《誘惑蒔き/Sower of Temptation》をプレイ。それに対応して山本は《結ばれた奪い取り》の能力を起動し、《否定の契約/Pact of Negation》で《誘惑蒔き》の着地を許さない。

 だが、《契約》のコストで山本が無防備となった隙を付いて渡辺は《熟考漂い》想起から2枚目の《誘惑蒔き》。山本は《結ばれた奪い取り》を起動してみるが、マナのない状況ではどうする事も出来ず、《結ばれた奪い取り》は渡辺のコントロール下に。

 返す山本のターン、《精神石/Mind Stone》をプレイすると、起動される前にと《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》で《結ばれた奪い取り》を回収する。渡辺は《誘惑蒔き》でアタック後、《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》を2体キャスト。無限コンボでゲームを決める山本のデッキ相手には、ライフゲインよりもパワー3のアタッカーという事実のほうがありがたい。

 山本が《結ばれた奪い取り》を場に送るだけでターンを返すと、渡辺は《変わり谷/Mutavault》を含めたフルアタック。山本は《ヴェンセール》で《変わり谷》をブロック。ダメージスタック後に《一瞬の瞬き》を《ヴェンセール》にプレイするが、渡辺はそれにスタックしてこちらも《一瞬の瞬き》を《誘惑蒔き》にプレイ。《ヴェンセール》のコントロールを奪い、山本の《一瞬の瞬き》は立ち消えとなる。山本の残りライフは10に。

 《精神石》をサクリファイスして回答を探す山本。《影武者》を引き込み、これを《熟考漂い》のコピーとして場に送るが、渡辺は《誘惑蒔き》対象の《一瞬の瞬き》フラッシュバックで《影武者》のコントロールを奪い、返しのフルアタックでちょうど10点を叩き込んだ。

渡辺 1-0 山本

渡辺のサイドボーディング
In
1《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》
3《霊魂放逐/Remove Soul》
Out
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》

Game2

 先手の山本がダブルマリガン。山本がデッキをシャッフルする間、渡辺は7枚の手札を眺めながら悩む。土地は《島》1枚だけだが、《思案》があり、そのほかの手札は充実している。後手ということも考えるとなんとかなりそうな気配はする。なにより対戦相手はダブルマリガンである。

 渡辺の出した結論は、キープ。

 そしてこの決断は報われる。最初のドローで《島》を引き込むと、《思案》が十分な土地を約束する。序盤はお互い目立った動きはなく、4ターン目に山本がキャストした《結ばれた奪い取り》を渡辺が《霊魂放逐/Remove Soul》で叩き落とすのが最初の攻防となる。

 渡辺は《熟考漂い》想起から更なる《思案》をプレイし、ドローの差を広げにかかる。山本も《熟考漂い》を想起するが、渡辺は《熟考漂い》を通常プレイして引き離す。

 山本は《熟考漂い》に1度殴られた後、ターンエンドに《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》をプレイするが、渡辺はこれを《霊魂放逐》。アドバンテージで差をつけられている山本は《精神石》をキャスト、渡辺のターンエンドに即サクリファイスしてカードを求める。《熟考漂い》のアタックで山本のライフは16に。

 殴られ続けるわけにもいかない山本は《誘惑蒔き》をプレイして《熟考漂い》を奪う。渡辺も《誘惑蒔き》で奪い返そうとするが、山本は《一瞬の瞬き》で《誘惑蒔き》を再利用し、コントロールを返すことを許さない。

 自らの《熟考漂い》で殴られた渡辺は《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》をプレイ。山本は《一瞬の瞬き》をフラッシュバックで使用し、《大魔導師》の能力を消費させる。返しの自分のターンで《熟考漂い》をプレイしてアドバンテージの差を埋めに行くが、これには渡辺の《否定の契約》が。《誘惑蒔き》のアタックで山本のライフは14に。

 ここからいよいよライフレースに突入。まず山本が《誘惑蒔き》と《熟考漂い》でアタック。渡辺のライフは12に。返す渡辺も《誘惑蒔き》と《大魔導師》でアタック。山本のライフは11に。だがここで渡辺は更なる《誘惑蒔き》をプレイ。山本は《ルーンのほつれ》をプレイしてみるが、渡辺は2マナ支払った上で《熟考漂い》を取り返す。

 山本が何もできずにターンを返すと、渡辺は《変わり谷》《熟考漂い》《誘惑蒔き》2体の計4体でアタック。山本は《造物の学者、ヴェンセール》をプレイ(バウンスの対象はアタックに参加していない《変わり谷》)して、《誘惑蒔き》で《誘惑蒔き》を、《ヴェンセール》で《変わり谷》をブロック。残りライフは7に。

 詰めろがかかった状況ながら、山本はブロッカーを追加できない。そのターン終了時に、渡辺は《造物の学者、ヴェンセール》をキャストして、唯一のブロッカーとなりうる《変わり谷》をバウンスする。場の4体のクリーチャーのパワーの合計は7。山本の残りライフも、7。

渡辺 2-0 山本

渡辺雄也 Win!


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 以上です。ご協力していただいたお二人、いつもいつも迷惑をおかけしている中嶋さん、本当にありがとうございました。

 しーゆーねくすとたーん。

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