京都前最後のカバレッジが書き上がりました。若干急ぎぎみに書いたんで読み辛い点もあるとは思いますが、広い心を持って読んでくださると幸いです。文中は敬称略です。問題点などがありましたらコメント欄からお願いします。
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「PWC -183rd-@東神奈川 Round7 斎藤友晴 vs 中村肇」
いよいよプロツアー京都まで一週間を切り、このPWCの会場にも、最後の調整のため、はたまた久しぶりのスタンダードに慣れておくため、多数のプロが姿を見せている。
そんな中、Round6までを6-0したのは共にプロツアーの権利を持つ二人。一人は2007年度PoYの斎藤友晴。もう一人は現在RWC Rankingでトップをひた走る中村肇。最終調整のため、二人ともここしばらく使い続けているデッキを持ち込んでいる。斎藤は赤白ヒバリ"GAPPO"を、中村は白単キスキンを。
――ちなみに、昨日の新宿のPWCでも当たってましたよね?どちらが勝ちました?
中村:「俺が勝ちました」
斎藤:「昨日は俺(のデッキ)はシグバーンだったからね(笑)」
Game1
先手の斎藤が《運命の大立者/Figure of Destiny》からスタート。後手の中村も鏡打ちで応えるが、斎藤は《モグの狂信者/Mogg Fanatic》でこれをすぐさま焼き払い、2/2となった《大立者》でアタックする。
中村は盤面に《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》を送る。斎藤の《大立者》のアタックは通し、斎藤の場には《精神石/Mind Stone》と2体目の《運命の大立者》が追加される。
地上の攻防の序盤から場面が切り替わり、中村が《幽体の行列/Spectral Procession》を、斎藤が《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》をそれぞれキャストしてトークンを並べあう。が、中村は《皺だらけの主/Wizened Cenn》をキャストしてのアタックの後、《司令官》本体に《流刑への道/Path to Exile》を撃ち込み、即死を回避。
返しの斎藤も《大立者》2体とゴブリントークンでアタック。中村はトークンのうち1体を《皺だらけの主》で受け止めるが、斎藤は《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》から「1点火力」のゴブリンを2体持ってきて即《主》を焼殺。1体は盤面に残す。
ここで中村は勢いよく《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》をキャスト。「強いよ。トップデッキ?」と尋ねる斎藤に「さっきから持ってた」と答える。確かに中村の4ターン目のセットランドはタップインの《風立ての高地/Windbrisk Heights》だ。
このプレインズウォーカーの能力により、スピリットトークンと《メドウグレインの騎士》の上に+1/+1カウンターが乗せられる。斎藤も能力にスタックで《モグの狂信者》を生贄に奉げトークンを2体に減らすも、根本的な解決にはなっていない。全力でアタックされ、斎藤の残りライフは6に。
斎藤は《イーオスのレインジャー》を犠牲に《大立者》2体のアタックで《アジャニ》を除去し、自分の場には《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》を登場させ、《稲妻のらせん/Lightning Helix》を放って《メドウグレインの騎士》を除去。しかしスピリットトークンの前にこの姿を変えた百獣の王も1ターンしか場にとどまることを許されない。
中村が2枚目の《幽体の行列》から《栄光の頌歌/Glorious Anthem》、さらに秘匿から《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》をキャストすると、斎藤がキャストする《幽体の行列》もブロッカーとしての機能を果たさないのであった。
斎藤 0-1 中村
斎藤はサイドボードから《神の怒り/Wrath of God》などの全体除去を投入し、それらに巻き込まれてしまう《モグの狂信者》と《イーオスのレインジャー》を減らす。一方の中村は、軽いクリーチャーを減らし、アドバンテージを生み出す《目覚ましヒバリ/Reveillark》を投入する。
Game2
1マリガン後も渋い顔でキープをせざるを得なかった中村が《運命の大立者》《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》と並べたところで、斎藤はまずは《精神石》のマナ加速から《神の怒り/Wrath of God》をプレイして場を平らに。
中村は《メドウグレインの騎士》を新たな戦力として送るも、斎藤は《復讐のアジャニ》でこれを即除去。ライフは21に。
《ブレンタンの炉の世話人》と《運命の大立者》を並べて追撃の手を休めない中村に対し、斎藤は《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid》と《幽体の行列》で盤面を整備。中村が《大立者》を4/4にして《復讐のアジャニ》を殺しにかかるも、斎藤は《アジャニ》が生き残ることを優先させ、トークン2体と《白蘭の騎士》で相打ちにとる。
ここから斎藤は2枚目の《幽体の行列》、さらに《風立ての高地》の秘匿解除から《包囲攻撃の司令官》とトークンをばら撒き続け、《栄光の頌歌》しか引けずにブロッカーを並べられない中村を一気に押し切った。
斎藤 1-1 中村
Game3
このマッチで初めて中村が先手。三度の《運命の大立者》スタート。斎藤は後手2ターン目の《白蘭の騎士》がファーストアクションになるが、中村は《栄光の頌歌》をキャストし、《大立者》は自身の能力と合わせて3/3になる。もちろん2/2の騎士ではブロックできない。
後手であることのマナアドバンテージを取り返すべく斎藤は2体目の《白蘭の騎士》をプレイし、《精神石》を設置。だが返しの中村の援軍も《白蘭の騎士》、さらにそこから2枚目の《栄光の頌歌》。《大立者》のアタックで斎藤のライフは11に。
だが、斎藤も《包囲攻撃の司令官》で盤面の鎮圧にかかる。中村は長考の後《大立者》《白蘭の騎士》《変わり谷/Mutavault》でアタック。斎藤も長考し、散々悩んだ末に《白蘭の騎士》2体と《司令官》で《変わり谷》をブロック。中村は《流刑への道》を片方の《白蘭の騎士》に撃ち込み、《変わり谷》は2体と相打ちとなる。斎藤の残りライフは3。
追い打ちをかけるように中村は《風立ての高地》から《黄金のたてがみのアジャニ》をプレイし、+1/+1カウンターを追加する。この《アジャニ》はゴブリントークンのアタックによって役目を終える。斎藤は《運命の大立者》と秘匿からの《幽体の行列》でブロッカーを準備、中村のアタックをチャンプブロック。何しろ自分の残りライフは3なのだ。
中村は《目覚ましヒバリ/Reveillark》を追加するが、斎藤は《運命の大立者》をエンドに4/4にした上でアタック。中村のライフは14。そして《幽体の行列》に続けて《イーオスのレインジャー》から《運命の大立者》を2連打!これには中村も笑うしかない。
ここで中村のターンに入ったところで時間終了。時間に追われることなく悩んだ末、手札に残った《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger》を出して終了。ここでお互いの場を整理しよう。
【斎藤の場】残りライフは3
1/1の飛行をもつスピリット・トークン×4
1/1のゴブリン・トークン×3
《運命の大立者》×3(それぞれ4/4、1/1、1/1)
《イーオスのレインジャー》
【中村の場】残りライフは14
《雲山羊のレインジャー》
1/1のキスキン・トークン×3
《目覚ましヒバリ》
《白蘭の騎士》(+1/+1カウンターが1個)
《運命の大立者》(+1/+1カウンターが1個)
《栄光の頌歌》×2
延長1ターン目。斎藤は《精神石》を生贄にドロー。するとこのドローが《包囲攻撃の司令官》!一瞬にして盤面の均衡が崩れる。
延長2ターン目。中村は攻撃できずにエンド。それに対応してゴブリントークンが1体投げ飛ばされる。中村の残りライフは12に。斎藤はフルタップになるが、中村のアクションはなし。
延長3ターン目。悩んだ末に何もせずにエンド。
延長4ターン目。ドローを確認して、何もできずにエンド。それに対応してゴブリン4体が本体に。
延長5ターン目。残った1体のトークンが、《司令官》と共に中村のライフをちょうど削り切った。
Final Result:斎藤 2-1 中村
終了後、ギャラリーから「なぜ(延長3ターン目に)アタックに行かなかったのか?」との声が。
斎藤:「あそこで《流刑への道》持たれてたら、アタック捌かれて返しで負けちゃうから」
――でも、《流刑への道》があったのなら、(延長2ターン目の)フルタップの時に撃ってませんか?
斎藤:「それだと確かに(中村は)負けないけど、勝つためには俺のアタックに《流刑への道》を合わせるしかない。持ってても温存してると思う。だから(盤面だけで致死量の火力があるので)ギャンコマ(《包囲攻撃の司令官》)で安定に勝ちに行った。それに、引き分けになればオポネントはこっち有利だから多分優勝できるし」
リスクとリターンを完璧にコントロールした上での最終判断。まさにプロという試合運びを見せた斎藤。なんと赤白を使った3大会で落としたマッチはわずかに1つ。
斎藤:「京都でもこれ使おうかな」
斎藤友晴 Win!
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「大会日程」
3月7日 / 新宿 / PWC -184th-(スタンダード)
3月14日 / 新宿 / PWC -185th-(スタンダード / PWCポイント2倍)
3月15日 / 東神奈川 / GPTシンガポール(エクステンデッド) / PWC -186th-(シールド / Limitsゲートウェイ予選)
3月21日 / 川崎 / PTQホノルル(エクステンデッド) / PWC -187th-(シールド / Limitsゲートウェイ予選)
3月22日 / 横浜 / GPT神戸(エクステンデッド) / PWC -188th-(シールド / Limitsゲートウェイ予選)
3月28日 / 東神奈川 / PWC -189th-(スタンダード / PWCポイント2倍 / 第4期PWCポイント集計)
4月4日 / 横浜 / GPT神戸(エクステンデッド)
4月5日 / 東神奈川 / PTQホノルル(エクステンデッド)
最新の情報についてはhttp://www.f2.dion.ne.jp/~nakajt08/をご覧下さい。
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以上です。いつもいろいろお世話になっているナカジマさん、京都前の大事な時期に協力してくださったプレイヤーの御二方、本当にありがとうございました。
しーゆーねくすとたーん。
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「PWC -183rd-@東神奈川 Round7 斎藤友晴 vs 中村肇」
いよいよプロツアー京都まで一週間を切り、このPWCの会場にも、最後の調整のため、はたまた久しぶりのスタンダードに慣れておくため、多数のプロが姿を見せている。
そんな中、Round6までを6-0したのは共にプロツアーの権利を持つ二人。一人は2007年度PoYの斎藤友晴。もう一人は現在RWC Rankingでトップをひた走る中村肇。最終調整のため、二人ともここしばらく使い続けているデッキを持ち込んでいる。斎藤は赤白ヒバリ"GAPPO"を、中村は白単キスキンを。
――ちなみに、昨日の新宿のPWCでも当たってましたよね?どちらが勝ちました?
中村:「俺が勝ちました」
斎藤:「昨日は俺(のデッキ)はシグバーンだったからね(笑)」
Game1
先手の斎藤が《運命の大立者/Figure of Destiny》からスタート。後手の中村も鏡打ちで応えるが、斎藤は《モグの狂信者/Mogg Fanatic》でこれをすぐさま焼き払い、2/2となった《大立者》でアタックする。
中村は盤面に《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》を送る。斎藤の《大立者》のアタックは通し、斎藤の場には《精神石/Mind Stone》と2体目の《運命の大立者》が追加される。
地上の攻防の序盤から場面が切り替わり、中村が《幽体の行列/Spectral Procession》を、斎藤が《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》をそれぞれキャストしてトークンを並べあう。が、中村は《皺だらけの主/Wizened Cenn》をキャストしてのアタックの後、《司令官》本体に《流刑への道/Path to Exile》を撃ち込み、即死を回避。
返しの斎藤も《大立者》2体とゴブリントークンでアタック。中村はトークンのうち1体を《皺だらけの主》で受け止めるが、斎藤は《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》から「1点火力」のゴブリンを2体持ってきて即《主》を焼殺。1体は盤面に残す。
ここで中村は勢いよく《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》をキャスト。「強いよ。トップデッキ?」と尋ねる斎藤に「さっきから持ってた」と答える。確かに中村の4ターン目のセットランドはタップインの《風立ての高地/Windbrisk Heights》だ。
このプレインズウォーカーの能力により、スピリットトークンと《メドウグレインの騎士》の上に+1/+1カウンターが乗せられる。斎藤も能力にスタックで《モグの狂信者》を生贄に奉げトークンを2体に減らすも、根本的な解決にはなっていない。全力でアタックされ、斎藤の残りライフは6に。
斎藤は《イーオスのレインジャー》を犠牲に《大立者》2体のアタックで《アジャニ》を除去し、自分の場には《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》を登場させ、《稲妻のらせん/Lightning Helix》を放って《メドウグレインの騎士》を除去。しかしスピリットトークンの前にこの姿を変えた百獣の王も1ターンしか場にとどまることを許されない。
中村が2枚目の《幽体の行列》から《栄光の頌歌/Glorious Anthem》、さらに秘匿から《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》をキャストすると、斎藤がキャストする《幽体の行列》もブロッカーとしての機能を果たさないのであった。
斎藤 0-1 中村
斎藤はサイドボードから《神の怒り/Wrath of God》などの全体除去を投入し、それらに巻き込まれてしまう《モグの狂信者》と《イーオスのレインジャー》を減らす。一方の中村は、軽いクリーチャーを減らし、アドバンテージを生み出す《目覚ましヒバリ/Reveillark》を投入する。
Game2
1マリガン後も渋い顔でキープをせざるを得なかった中村が《運命の大立者》《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》と並べたところで、斎藤はまずは《精神石》のマナ加速から《神の怒り/Wrath of God》をプレイして場を平らに。
中村は《メドウグレインの騎士》を新たな戦力として送るも、斎藤は《復讐のアジャニ》でこれを即除去。ライフは21に。
《ブレンタンの炉の世話人》と《運命の大立者》を並べて追撃の手を休めない中村に対し、斎藤は《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid》と《幽体の行列》で盤面を整備。中村が《大立者》を4/4にして《復讐のアジャニ》を殺しにかかるも、斎藤は《アジャニ》が生き残ることを優先させ、トークン2体と《白蘭の騎士》で相打ちにとる。
ここから斎藤は2枚目の《幽体の行列》、さらに《風立ての高地》の秘匿解除から《包囲攻撃の司令官》とトークンをばら撒き続け、《栄光の頌歌》しか引けずにブロッカーを並べられない中村を一気に押し切った。
斎藤 1-1 中村
Game3
このマッチで初めて中村が先手。三度の《運命の大立者》スタート。斎藤は後手2ターン目の《白蘭の騎士》がファーストアクションになるが、中村は《栄光の頌歌》をキャストし、《大立者》は自身の能力と合わせて3/3になる。もちろん2/2の騎士ではブロックできない。
後手であることのマナアドバンテージを取り返すべく斎藤は2体目の《白蘭の騎士》をプレイし、《精神石》を設置。だが返しの中村の援軍も《白蘭の騎士》、さらにそこから2枚目の《栄光の頌歌》。《大立者》のアタックで斎藤のライフは11に。
だが、斎藤も《包囲攻撃の司令官》で盤面の鎮圧にかかる。中村は長考の後《大立者》《白蘭の騎士》《変わり谷/Mutavault》でアタック。斎藤も長考し、散々悩んだ末に《白蘭の騎士》2体と《司令官》で《変わり谷》をブロック。中村は《流刑への道》を片方の《白蘭の騎士》に撃ち込み、《変わり谷》は2体と相打ちとなる。斎藤の残りライフは3。
追い打ちをかけるように中村は《風立ての高地》から《黄金のたてがみのアジャニ》をプレイし、+1/+1カウンターを追加する。この《アジャニ》はゴブリントークンのアタックによって役目を終える。斎藤は《運命の大立者》と秘匿からの《幽体の行列》でブロッカーを準備、中村のアタックをチャンプブロック。何しろ自分の残りライフは3なのだ。
中村は《目覚ましヒバリ/Reveillark》を追加するが、斎藤は《運命の大立者》をエンドに4/4にした上でアタック。中村のライフは14。そして《幽体の行列》に続けて《イーオスのレインジャー》から《運命の大立者》を2連打!これには中村も笑うしかない。
ここで中村のターンに入ったところで時間終了。時間に追われることなく悩んだ末、手札に残った《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger》を出して終了。ここでお互いの場を整理しよう。
【斎藤の場】残りライフは3
1/1の飛行をもつスピリット・トークン×4
1/1のゴブリン・トークン×3
《運命の大立者》×3(それぞれ4/4、1/1、1/1)
《イーオスのレインジャー》
【中村の場】残りライフは14
《雲山羊のレインジャー》
1/1のキスキン・トークン×3
《目覚ましヒバリ》
《白蘭の騎士》(+1/+1カウンターが1個)
《運命の大立者》(+1/+1カウンターが1個)
《栄光の頌歌》×2
延長1ターン目。斎藤は《精神石》を生贄にドロー。するとこのドローが《包囲攻撃の司令官》!一瞬にして盤面の均衡が崩れる。
延長2ターン目。中村は攻撃できずにエンド。それに対応してゴブリントークンが1体投げ飛ばされる。中村の残りライフは12に。斎藤はフルタップになるが、中村のアクションはなし。
延長3ターン目。悩んだ末に何もせずにエンド。
延長4ターン目。ドローを確認して、何もできずにエンド。それに対応してゴブリン4体が本体に。
延長5ターン目。残った1体のトークンが、《司令官》と共に中村のライフをちょうど削り切った。
Final Result:斎藤 2-1 中村
終了後、ギャラリーから「なぜ(延長3ターン目に)アタックに行かなかったのか?」との声が。
斎藤:「あそこで《流刑への道》持たれてたら、アタック捌かれて返しで負けちゃうから」
――でも、《流刑への道》があったのなら、(延長2ターン目の)フルタップの時に撃ってませんか?
斎藤:「それだと確かに(中村は)負けないけど、勝つためには俺のアタックに《流刑への道》を合わせるしかない。持ってても温存してると思う。だから(盤面だけで致死量の火力があるので)ギャンコマ(《包囲攻撃の司令官》)で安定に勝ちに行った。それに、引き分けになればオポネントはこっち有利だから多分優勝できるし」
リスクとリターンを完璧にコントロールした上での最終判断。まさにプロという試合運びを見せた斎藤。なんと赤白を使った3大会で落としたマッチはわずかに1つ。
斎藤:「京都でもこれ使おうかな」
斎藤友晴 Win!
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「大会日程」
3月7日 / 新宿 / PWC -184th-(スタンダード)
3月14日 / 新宿 / PWC -185th-(スタンダード / PWCポイント2倍)
3月15日 / 東神奈川 / GPTシンガポール(エクステンデッド) / PWC -186th-(シールド / Limitsゲートウェイ予選)
3月21日 / 川崎 / PTQホノルル(エクステンデッド) / PWC -187th-(シールド / Limitsゲートウェイ予選)
3月22日 / 横浜 / GPT神戸(エクステンデッド) / PWC -188th-(シールド / Limitsゲートウェイ予選)
3月28日 / 東神奈川 / PWC -189th-(スタンダード / PWCポイント2倍 / 第4期PWCポイント集計)
4月4日 / 横浜 / GPT神戸(エクステンデッド)
4月5日 / 東神奈川 / PTQホノルル(エクステンデッド)
最新の情報についてはhttp://www.f2.dion.ne.jp/~nakajt08/をご覧下さい。
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以上です。いつもいろいろお世話になっているナカジマさん、京都前の大事な時期に協力してくださったプレイヤーの御二方、本当にありがとうございました。
しーゆーねくすとたーん。
コメント
カバレッジすごく読み応えありました!お疲れ様です。
ありがとうございます。そう言ってもらえると本当に書いててよかったなあって思います。またちょくちょく書いていくんで、是非読んでやってください。
ワクワクする記事をありがとうございます。次も期待しております!
記事は以前から拝見しております。いつも面白く読ませていただいてます♪
リンクさせていただきましたので宜しくお願い致します。
ありがとうございます。ご期待にそえるように頑張ります。