《忘却の輪/Oblivion Ring》
2009年4月6日 MTG/Coverage 東神奈川で行われたPTQの準々決勝分のカバレッジが書き上がりました。神戸前の皆様の参考になれば幸いです。いつものごとく文中は敬称略です。問題点などがありましたらコメント欄からお願いします。
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「PTQホノルル@神奈川2次 Quarterfinals ホンナミトモユキ vs オオノイサオ」
プロツアーの権利を賭けた戦いもついに佳境に。候補者が8人に絞られた中から、1位通過のホンナミと8位通過のオオノのマッチアップをお伝えしたい。
ヘッドジャッジの中嶋氏から制限時間についてのアナウンスがある中、「ここにはあんまり関係ないですね」と談笑する二人。どうやらスイスラウンドでも当たっていて、お互いのデッキは知っているようだ。ホンナミのデッキは『NayaZoo』、オオノのデッキは『赤単バーン』だ。
6面ダイス2個で12を出したオオノが先攻。先手後手がかなり重要なマッチアップだけに、6ゾロが出た瞬間の二人のリアクションがまったく対称的だ。お互いに7枚のハンドをキープしてゲームがスタート。
Game1
《火花の精霊/Spark Elemental》が開幕早々飛び込んできて、ホンナミのライフはいきなり17に。バーン相手にわざわざ自分からライフを減らす道理もないと《森/Forest》セットから《野生のナカティル/Wild Nacatl》を送り込むが、これがオオノの《モグの狂信者/Mogg Fanatic》に焼かれてしまい、2体目の《火花の精霊》のアタックを浴びる破目に。
仕方がないと《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》を起動し、《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》をフェッチしてくる。これで残りライフは11。《野生のナカティル》と《密林の猿人/Kird Ape》の二体の野蛮な動物たちを場に放つ。
だがオオノは全く気にすることなく《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》を本体に叩き込み、《裂け目の稲妻/Rift Bolt》を待機させる。ホンナミの残りライフは8。事実上は5だ。
なんとかダメージレースで巻き返すため、ホンナミは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を場に送るが、オオノは《裂け目の稲妻》が明けた後、ドロー前に《マグマの噴流/Magma Jet》を本体に撃ち込み、占術でしっかりと《爆片破/Shrapnel Blast》を確保。返しのアタックもライフ6で生き残り、鮮やかにホンナミのライフを削り切った。
ホンナミ 0-1 オオノ
Game2
「ギルド・フェッチ」の17点スタートから《野生のナカティル》《密林の猿人》と展開してゆくホンナミ。
オオノも《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》を連打するのだが、ホンナミはこれを《稲妻のらせん/Lightning Helix》と《流刑への道/Path to Exile》で退かす。5点のクロックを2度受けてオオノのライフは7に。
残された時間がなくなってきたオオノは待機の明けた《稲妻の裂け目》を《野生のナカティル》に撃ち込みクロックを引き下げる。ホンナミは《デュルガーの垣魔道士/Duergar Hedge-Mage》をプレイし、オオノはそれに合わせて《大焼炉/Great Furnace》を生贄に捧げて《爆片破》で《密林の猿人》を葬り、エンドの《火山の流弾/Volcanic Fallout》で、残りライフ3ながらなんとかクロックを排除することに成功する。
しかし、動物園から主人公たる動物を排除することは不可能に近い。次に飛び出してきたのは《長毛のソクター/Woolly Thoctar》。タフネス4の怪物は、3点火力が基本のバーンデッキでの対処は困難だ。
《罠の橋/Ensnaring Bridge》で数ターンを稼いだオオノだったが、ホンナミが《忘却の輪/Oblivion Ring》を引いたところで、その最後の防波堤は決壊してしまった。
ホンナミ 1-1 オオノ
Game3
先手オオノが1マリガン。それでも《ケルドの匪賊》から順調にライフを削っていく。
一方のホンナミはまたも17点から《密林の猿人》。2ターン目には《貴族の教主/Noble Hierarch》を置いて3点のアタック。このマナクリーチャーはオオノの《マグマの噴流》で焼かれてしまうが、次の動きはサモン《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》。ナチュラルにフェッチランドが墓地に落ちる『Zoo』では4/4以上のファッティとして巨大なプレッシャーとなる。
返しのターンでオオノは悩んだ末に《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》を貼り、ホンナミはこれを《デュルガーの垣魔道士》で砕く。《聖遺の騎士》と《猿人》のアタックでライフは9。
《垣魔道士》を使わせた上で温存していた《罠の橋》を貼ったオオノだが、ホンナミはまたもしっかりと《忘却の輪》を握っていたのだった。
Final Result:ホンナミ 2-1 オオノ
ホンナミトモユキ Win!
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本日分は以上です。準決勝と決勝分についてはまた明日以降にでも。
しーゆーねくすとたーん。
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「PTQホノルル@神奈川2次 Quarterfinals ホンナミトモユキ vs オオノイサオ」
プロツアーの権利を賭けた戦いもついに佳境に。候補者が8人に絞られた中から、1位通過のホンナミと8位通過のオオノのマッチアップをお伝えしたい。
ヘッドジャッジの中嶋氏から制限時間についてのアナウンスがある中、「ここにはあんまり関係ないですね」と談笑する二人。どうやらスイスラウンドでも当たっていて、お互いのデッキは知っているようだ。ホンナミのデッキは『NayaZoo』、オオノのデッキは『赤単バーン』だ。
6面ダイス2個で12を出したオオノが先攻。先手後手がかなり重要なマッチアップだけに、6ゾロが出た瞬間の二人のリアクションがまったく対称的だ。お互いに7枚のハンドをキープしてゲームがスタート。
Game1
《火花の精霊/Spark Elemental》が開幕早々飛び込んできて、ホンナミのライフはいきなり17に。バーン相手にわざわざ自分からライフを減らす道理もないと《森/Forest》セットから《野生のナカティル/Wild Nacatl》を送り込むが、これがオオノの《モグの狂信者/Mogg Fanatic》に焼かれてしまい、2体目の《火花の精霊》のアタックを浴びる破目に。
仕方がないと《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》を起動し、《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》をフェッチしてくる。これで残りライフは11。《野生のナカティル》と《密林の猿人/Kird Ape》の二体の野蛮な動物たちを場に放つ。
だがオオノは全く気にすることなく《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》を本体に叩き込み、《裂け目の稲妻/Rift Bolt》を待機させる。ホンナミの残りライフは8。事実上は5だ。
なんとかダメージレースで巻き返すため、ホンナミは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を場に送るが、オオノは《裂け目の稲妻》が明けた後、ドロー前に《マグマの噴流/Magma Jet》を本体に撃ち込み、占術でしっかりと《爆片破/Shrapnel Blast》を確保。返しのアタックもライフ6で生き残り、鮮やかにホンナミのライフを削り切った。
ホンナミ 0-1 オオノ
Game2
「ギルド・フェッチ」の17点スタートから《野生のナカティル》《密林の猿人》と展開してゆくホンナミ。
オオノも《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》を連打するのだが、ホンナミはこれを《稲妻のらせん/Lightning Helix》と《流刑への道/Path to Exile》で退かす。5点のクロックを2度受けてオオノのライフは7に。
残された時間がなくなってきたオオノは待機の明けた《稲妻の裂け目》を《野生のナカティル》に撃ち込みクロックを引き下げる。ホンナミは《デュルガーの垣魔道士/Duergar Hedge-Mage》をプレイし、オオノはそれに合わせて《大焼炉/Great Furnace》を生贄に捧げて《爆片破》で《密林の猿人》を葬り、エンドの《火山の流弾/Volcanic Fallout》で、残りライフ3ながらなんとかクロックを排除することに成功する。
しかし、動物園から主人公たる動物を排除することは不可能に近い。次に飛び出してきたのは《長毛のソクター/Woolly Thoctar》。タフネス4の怪物は、3点火力が基本のバーンデッキでの対処は困難だ。
《罠の橋/Ensnaring Bridge》で数ターンを稼いだオオノだったが、ホンナミが《忘却の輪/Oblivion Ring》を引いたところで、その最後の防波堤は決壊してしまった。
ホンナミ 1-1 オオノ
Game3
先手オオノが1マリガン。それでも《ケルドの匪賊》から順調にライフを削っていく。
一方のホンナミはまたも17点から《密林の猿人》。2ターン目には《貴族の教主/Noble Hierarch》を置いて3点のアタック。このマナクリーチャーはオオノの《マグマの噴流》で焼かれてしまうが、次の動きはサモン《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》。ナチュラルにフェッチランドが墓地に落ちる『Zoo』では4/4以上のファッティとして巨大なプレッシャーとなる。
返しのターンでオオノは悩んだ末に《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》を貼り、ホンナミはこれを《デュルガーの垣魔道士》で砕く。《聖遺の騎士》と《猿人》のアタックでライフは9。
《垣魔道士》を使わせた上で温存していた《罠の橋》を貼ったオオノだが、ホンナミはまたもしっかりと《忘却の輪》を握っていたのだった。
Final Result:ホンナミ 2-1 オオノ
ホンナミトモユキ Win!
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本日分は以上です。準決勝と決勝分についてはまた明日以降にでも。
しーゆーねくすとたーん。
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