5月2日に開催されたPWC(個人戦)の決勝卓のカバレッジです。毎度のごとく文中は敬称略です。問題点などがありましたらコメント欄から指摘お願いします。
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「PWC -192nd-@東神奈川 Round7 伊藤大明 vs 長島誠」
「アラーラ再誕」、解禁。
全てのカードが多色という虹色のカードセットが追加され、スタンダードは新たな局面を迎える。PTQオースティンや日本選手権予選を目の前にした今、誰もが避けて通れない新環境。
その中をここまで全勝で勝ち上がってきたのは『白黒トークン』を操る伊藤大明。上位卓を見渡してみると、かなりの数のプレイヤーがこのデッキタイプを使用している中、以前から使い続けているアドバンテージを生かし、見事1番テーブルまでたどり着いてきた。
向かいに座るのは5勝1敗の長島誠。デッキは『緑単t黒親和エルフ』。全てが多色のカードで構成されたカードセットの発売直後にほとんど単色で構成されたデッキが勝ち上がるというのも、これからのメタゲームを語るうえでは避けられない事実だろう。
ダイスロールの結果、先手は伊藤。お互い殴り合うデッキなだけに、かなり重要なファクターになりそうだ。
Game1
《風立ての高地/Windbrisk Heights》をタップインで置く立ち上がりの伊藤に対し、長島は《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》から《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》を2連打。一気に展開して押し切ろうと目論む。
伊藤はこの片方を《恐怖/Terror》で除去し、3ターン目には《幽体の行列/Spectral Procession》。盤面は一瞬にして白く染まる。
長島も《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》をキャストし《イラクサの歩哨》でアタックするが、色マナが出る土地が《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》のみの為、自身の一気にライフが削れてゆく。
ここで土地が止まってしまった伊藤。3体のスピリット・トークンでアタックし、秘匿していた《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》でとりあえず地上を固める。事故ってしまった伊藤を押し切るべく長島も攻めに転じたいところだが、こちらは土地を引き過ぎてしまっていて、なんと《イラクサの歩哨》をアンタップすることができない。仕方なく《萎れ葉のしもべ》だけでアタックする。
ターンが帰ってきて勢いよくカードを引くとアンタップで出せる《沼/Swamp》をトップデッキ。伊藤は4マナから《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》をプレイして、空飛ぶトークンは2/2に。警戒付きのアタックで長島の残りライフは6。
長島も伊藤のターン終了時に《光り葉の待ち伏せ/Gilt-Leaf Ambush》をキャストしてみるのだが、「激突」しても飛行に対する根本的な解決策は見つけられず、潔くカードを片付けた。
伊藤 1-0 長島
伊藤のサイドボーディング
In
2《神の怒り/Wrath of God》
3《妄信的迫害/Zealous Persecution》
Out
4《苦花/Bitterblossom》
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
Game2
1ターン目《遺産のドルイド/Heritage Druid》、2ターン目《茨森の模範/Bramblewood Paragon》と綺麗なスタートを切った長島。これを放置していてはサイズ負けしてしまう伊藤は《恐怖》を自分のメインフェイズにキャストする。
さらに盤面に《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher》を追加する長島に対して、伊藤は再び《幽体の行列/Spectral Procession》でトークンをばら撒く。
返しのターンの長島の行動は《変わり谷/Mutavault》も含めたフルアタック。ライフに余裕のある伊藤は《遺産のドルイド》のみをスピリット・トークンでブロックする。長島は2体目の《レンの地の克服者》を場に追加。
《栄光の頌歌/Glorious Anthem》を貼る伊藤。だが攻めに転じることはできない。長島は《レンの地の克服者》2体と《変わり谷》でアタックと攻撃の手を緩めない。我慢の伊藤は2/2となったスピリット・トークンで《変わり谷》をブロックするだけで2体の3/3は通し、残りライフは7になる。
だがしかし。伊藤は5マナをそろえると《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger》をキャスト。さらなるトークンが場に溢れてゆく。
長島はこれが最後のチャンスと《ハリケーン/Hurricane》X=3で撃ち込んで残っていた1体のスピリット・トークンを薙ぎ払い、《レンの地の克服者》2体でアタック。伊藤はキスキン・トークン2体と《レインジャー》本体でそれぞれを打ち取る。
そしてターンの帰ってきた伊藤は再度の《雲山羊のレインジャー》。《イラクサの歩哨》と《ラノワールのエルフ》が増えただけ長島の場を一気に圧倒する。
この状況で遅れてきた《茨森の模範》を追加するだけの長島に対し、伊藤はフルアタック。ブロッククリーチャー指定後に《妄信的迫害/Zealous Persecution》を撃ち込んで、一瞬にしてゲームを決めてしまったのだった。
Final Result:伊藤 2-0 長島
伊藤大明 Win!
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「大会日程:ゴールデンウィーク」
05月04日 / 横浜 / PWC -193rd-(2人ペアスタンダード)
05月05日 / 横浜 / PWC -194th-(3人チームスタンダード)
05月06日 / 横浜 / PWC -195th-(スタンダード) / GPTボストン(シールド)
05月10日 / 川崎 / PWC -196th-(スタンダード) / GPTブライトン(シールド)
最新の情報についてはhttp://www.f2.dion.ne.jp/~nakajt08/をご覧下さい。
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以上です。ご協力してくださったプレイヤーのお二人、いつも無茶なお願いを快く受けてくれる中嶋さん、本当にありがとうございました。
しーゆーねくすとたーん。
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「PWC -192nd-@東神奈川 Round7 伊藤大明 vs 長島誠」
「アラーラ再誕」、解禁。
全てのカードが多色という虹色のカードセットが追加され、スタンダードは新たな局面を迎える。PTQオースティンや日本選手権予選を目の前にした今、誰もが避けて通れない新環境。
その中をここまで全勝で勝ち上がってきたのは『白黒トークン』を操る伊藤大明。上位卓を見渡してみると、かなりの数のプレイヤーがこのデッキタイプを使用している中、以前から使い続けているアドバンテージを生かし、見事1番テーブルまでたどり着いてきた。
向かいに座るのは5勝1敗の長島誠。デッキは『緑単t黒親和エルフ』。全てが多色のカードで構成されたカードセットの発売直後にほとんど単色で構成されたデッキが勝ち上がるというのも、これからのメタゲームを語るうえでは避けられない事実だろう。
ダイスロールの結果、先手は伊藤。お互い殴り合うデッキなだけに、かなり重要なファクターになりそうだ。
Game1
《風立ての高地/Windbrisk Heights》をタップインで置く立ち上がりの伊藤に対し、長島は《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》から《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》を2連打。一気に展開して押し切ろうと目論む。
伊藤はこの片方を《恐怖/Terror》で除去し、3ターン目には《幽体の行列/Spectral Procession》。盤面は一瞬にして白く染まる。
長島も《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》をキャストし《イラクサの歩哨》でアタックするが、色マナが出る土地が《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》のみの為、自身の一気にライフが削れてゆく。
ここで土地が止まってしまった伊藤。3体のスピリット・トークンでアタックし、秘匿していた《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》でとりあえず地上を固める。事故ってしまった伊藤を押し切るべく長島も攻めに転じたいところだが、こちらは土地を引き過ぎてしまっていて、なんと《イラクサの歩哨》をアンタップすることができない。仕方なく《萎れ葉のしもべ》だけでアタックする。
ターンが帰ってきて勢いよくカードを引くとアンタップで出せる《沼/Swamp》をトップデッキ。伊藤は4マナから《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》をプレイして、空飛ぶトークンは2/2に。警戒付きのアタックで長島の残りライフは6。
長島も伊藤のターン終了時に《光り葉の待ち伏せ/Gilt-Leaf Ambush》をキャストしてみるのだが、「激突」しても飛行に対する根本的な解決策は見つけられず、潔くカードを片付けた。
伊藤 1-0 長島
伊藤のサイドボーディング
In
2《神の怒り/Wrath of God》
3《妄信的迫害/Zealous Persecution》
Out
4《苦花/Bitterblossom》
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
Game2
1ターン目《遺産のドルイド/Heritage Druid》、2ターン目《茨森の模範/Bramblewood Paragon》と綺麗なスタートを切った長島。これを放置していてはサイズ負けしてしまう伊藤は《恐怖》を自分のメインフェイズにキャストする。
さらに盤面に《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher》を追加する長島に対して、伊藤は再び《幽体の行列/Spectral Procession》でトークンをばら撒く。
返しのターンの長島の行動は《変わり谷/Mutavault》も含めたフルアタック。ライフに余裕のある伊藤は《遺産のドルイド》のみをスピリット・トークンでブロックする。長島は2体目の《レンの地の克服者》を場に追加。
《栄光の頌歌/Glorious Anthem》を貼る伊藤。だが攻めに転じることはできない。長島は《レンの地の克服者》2体と《変わり谷》でアタックと攻撃の手を緩めない。我慢の伊藤は2/2となったスピリット・トークンで《変わり谷》をブロックするだけで2体の3/3は通し、残りライフは7になる。
だがしかし。伊藤は5マナをそろえると《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger》をキャスト。さらなるトークンが場に溢れてゆく。
長島はこれが最後のチャンスと《ハリケーン/Hurricane》X=3で撃ち込んで残っていた1体のスピリット・トークンを薙ぎ払い、《レンの地の克服者》2体でアタック。伊藤はキスキン・トークン2体と《レインジャー》本体でそれぞれを打ち取る。
そしてターンの帰ってきた伊藤は再度の《雲山羊のレインジャー》。《イラクサの歩哨》と《ラノワールのエルフ》が増えただけ長島の場を一気に圧倒する。
この状況で遅れてきた《茨森の模範》を追加するだけの長島に対し、伊藤はフルアタック。ブロッククリーチャー指定後に《妄信的迫害/Zealous Persecution》を撃ち込んで、一瞬にしてゲームを決めてしまったのだった。
Final Result:伊藤 2-0 長島
伊藤大明 Win!
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「大会日程:ゴールデンウィーク」
05月04日 / 横浜 / PWC -193rd-(2人ペアスタンダード)
05月05日 / 横浜 / PWC -194th-(3人チームスタンダード)
05月06日 / 横浜 / PWC -195th-(スタンダード) / GPTボストン(シールド)
05月10日 / 川崎 / PWC -196th-(スタンダード) / GPTブライトン(シールド)
最新の情報についてはhttp://www.f2.dion.ne.jp/~nakajt08/をご覧下さい。
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以上です。ご協力してくださったプレイヤーのお二人、いつも無茶なお願いを快く受けてくれる中嶋さん、本当にありがとうございました。
しーゆーねくすとたーん。
コメント
いつも楽しく読んでいます。リンクさせていただきますm(_ _)m
楽しんでいただけたようで何よりです。