《虹色の前兆/Prismatic Omen》
2011年4月4日 MTG/Coverage コメント (2) 昨日に引き続いて、PTQのカバレッジです。文中は敬称略です。何か問題がありましたら、責任はすべて筆者にありますので、コメント欄からご指摘ください。
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「PTQ名古屋@神奈川2次 Finals 佐藤謙弐 vs 浅原晃」
新鋭 vs 古豪。こんなにも分かりやすいマッチアップはなかなかないだろう。
浅原晃。かつてのスタンダードの時と同じく《時間のねじれ/Time Warp》を切り札にしたフェアリーを駆り、その冷静かつ老獪なプレイングで、準決勝ではヴァラクートを下してこの決勝の舞台まで勝ち上がってきた。ちなみにデッキに《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》は入っていない。
佐藤謙弐。普段はGCCでプレイしている彼は、エクステンデッドでも赤緑ヴァラクートを使いこなし、今日は予選ラウンドから土つかずでカイザーロードを驀進。プレーオフでは赤単を2連続で叩き潰しての決勝進出だ。たとえ目の前を遮る壁が高かろうと、それすらも砕いて進んでしまいそうな勢いに溢れている。
今日という日を最高の1日で終えるために、最後の戦いが幕を開ける。
Game1
気付いた時には、浅原の初手は5枚になっていた。その中に土地は《地盤の際/Tectonic Edge》が1枚だけ。苦笑しながらこれをキープ。佐藤は7枚を力強くキープする。
《地盤の際》《沈んだ廃墟/Sunken Ruins》の2枚で土地が止まってしまった浅原に対し、《砕土/Harrow》の連打ののちに《原始のタイタン/Primeval Titan》をプレイする佐藤。能力で2枚の土地がサーチされる前に、浅原は眼前に並んだ2枚の土地を片づけた。
佐藤 1-0 浅原
Game2
今回、ダブルマリガンに襲われたのは佐藤。さらに追い打ちをかけられるように、浅原の《思考囲い/Thoughtseize》と《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》で容赦なく手札が切り刻まれる。
《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》の素出しから《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》に繋げる浅原。ここで佐藤はフェッチランドを起動せずに《霧縛りの徒党》の覇権能力を解決する。返すターン、浅原は佐藤の手札をハンデスで確認の後、《地盤の際》で、2枚目の緑マナへのアクセス手段となるフェッチランドを砕く。
佐藤の最後の希望の《虹色の前兆/Prismatic Omen》も《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》で封じ、勝負の決着は3本目へ。
佐藤 1-1 浅原
Game3
お互い、十分な7枚に恵まれ、泣いても笑ってもこれが最後となる試合が始まる。――もちろん二人とも、笑って終われることを望んでいるはずだが。
後手の浅原の《思考囲い》で佐藤の手札が明かされる立ち上がり。土地が2枚と《虹色の前兆》2枚、《焼却/Combust》と《風景の変容/Scapeshift》の中から《焼却》が抜かれる。2ターン目の佐藤、もちろんこの《虹色の前兆》を盤面に設置する。
ここからお互い、有効なアクションをとることができず、土地を並べるだけのターンが続く。5ターン目、佐藤は2枚目の《虹色の前兆》をキャスト。これを通す浅原。
ターンが帰ってきて、浅原は自分の前に並ぶ5枚の土地を眺めて長考する。手札には《マナ漏出/Mana Leak》が重なっているが、このまま待つだけではいつかは《風景の変容》は通ってしまう。浅原の出した結論は、2マナを残して《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》をプレイ。場には《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》があり、次のターンに6マナ目を引けば、隙を見せずにアタックを開始することができる。
佐藤は深く深呼吸をし、6枚目の土地を置き、4マナを払い、《風景の変容》。浅原はもちろん《マナ漏出》する。
それを弾き飛ばす《余韻/Reverberate》!
Final Result:佐藤 2-1 浅原
優勝が決まり、目に涙を浮かべて仲間と抱き合う佐藤。GCC主催の伊藤に電話で報告をする声は、確かな喜びに溢れていた。おめでとう、佐藤謙弐!
佐藤謙弐 Win!
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以上です。協力してくださったプレイヤーの皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
来週は川崎でPTQが行われます。詳細は「New Expansion」を参照してください。
http://www.f2.dion.ne.jp/~nakajt08/
しーゆーねくすとたーん。
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「PTQ名古屋@神奈川2次 Finals 佐藤謙弐 vs 浅原晃」
新鋭 vs 古豪。こんなにも分かりやすいマッチアップはなかなかないだろう。
浅原晃。かつてのスタンダードの時と同じく《時間のねじれ/Time Warp》を切り札にしたフェアリーを駆り、その冷静かつ老獪なプレイングで、準決勝ではヴァラクートを下してこの決勝の舞台まで勝ち上がってきた。ちなみにデッキに《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》は入っていない。
佐藤謙弐。普段はGCCでプレイしている彼は、エクステンデッドでも赤緑ヴァラクートを使いこなし、今日は予選ラウンドから土つかずでカイザーロードを驀進。プレーオフでは赤単を2連続で叩き潰しての決勝進出だ。たとえ目の前を遮る壁が高かろうと、それすらも砕いて進んでしまいそうな勢いに溢れている。
今日という日を最高の1日で終えるために、最後の戦いが幕を開ける。
Game1
気付いた時には、浅原の初手は5枚になっていた。その中に土地は《地盤の際/Tectonic Edge》が1枚だけ。苦笑しながらこれをキープ。佐藤は7枚を力強くキープする。
《地盤の際》《沈んだ廃墟/Sunken Ruins》の2枚で土地が止まってしまった浅原に対し、《砕土/Harrow》の連打ののちに《原始のタイタン/Primeval Titan》をプレイする佐藤。能力で2枚の土地がサーチされる前に、浅原は眼前に並んだ2枚の土地を片づけた。
佐藤 1-0 浅原
Game2
今回、ダブルマリガンに襲われたのは佐藤。さらに追い打ちをかけられるように、浅原の《思考囲い/Thoughtseize》と《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》で容赦なく手札が切り刻まれる。
《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》の素出しから《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》に繋げる浅原。ここで佐藤はフェッチランドを起動せずに《霧縛りの徒党》の覇権能力を解決する。返すターン、浅原は佐藤の手札をハンデスで確認の後、《地盤の際》で、2枚目の緑マナへのアクセス手段となるフェッチランドを砕く。
佐藤の最後の希望の《虹色の前兆/Prismatic Omen》も《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》で封じ、勝負の決着は3本目へ。
佐藤 1-1 浅原
Game3
お互い、十分な7枚に恵まれ、泣いても笑ってもこれが最後となる試合が始まる。――もちろん二人とも、笑って終われることを望んでいるはずだが。
後手の浅原の《思考囲い》で佐藤の手札が明かされる立ち上がり。土地が2枚と《虹色の前兆》2枚、《焼却/Combust》と《風景の変容/Scapeshift》の中から《焼却》が抜かれる。2ターン目の佐藤、もちろんこの《虹色の前兆》を盤面に設置する。
ここからお互い、有効なアクションをとることができず、土地を並べるだけのターンが続く。5ターン目、佐藤は2枚目の《虹色の前兆》をキャスト。これを通す浅原。
ターンが帰ってきて、浅原は自分の前に並ぶ5枚の土地を眺めて長考する。手札には《マナ漏出/Mana Leak》が重なっているが、このまま待つだけではいつかは《風景の変容》は通ってしまう。浅原の出した結論は、2マナを残して《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》をプレイ。場には《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》があり、次のターンに6マナ目を引けば、隙を見せずにアタックを開始することができる。
佐藤は深く深呼吸をし、6枚目の土地を置き、4マナを払い、《風景の変容》。浅原はもちろん《マナ漏出》する。
それを弾き飛ばす《余韻/Reverberate》!
Final Result:佐藤 2-1 浅原
優勝が決まり、目に涙を浮かべて仲間と抱き合う佐藤。GCC主催の伊藤に電話で報告をする声は、確かな喜びに溢れていた。おめでとう、佐藤謙弐!
佐藤謙弐 Win!
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以上です。協力してくださったプレイヤーの皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
来週は川崎でPTQが行われます。詳細は「New Expansion」を参照してください。
http://www.f2.dion.ne.jp/~nakajt08/
しーゆーねくすとたーん。
コメント
余韻カッコイイ!