《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
2011年5月10日 MTG コメント (3) 皆さんもうご存じかとは思いますが、日本選手権のレーティング招待の日付が変わりました。
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HAPPYMTG.COMのあんちゃんさんの記事に対するレスポンス。
■Case2
まあマリガンっすよねー。
■Case3
俺のコメントと同じことが解答編で言及されてて嬉しいw
■Case1
俺がちょっと納得いかないのはこの問についてです。解答編ではマリガンという答えになってましたけれど、俺には理論的にも直感的にも納得いきません。
/ 理論的な話 /
あんちゃんさんは記事の中で「これより強いハンドを探す、攻めのマリガン」と述べています。確かに、これより強い6枚は存在し、この7枚が65点くらいのハンドだとしたら、「土地3探検耕作緑タイタン」だったり「土地3カルニハロー緑タイタン」はそれぞれ80点、90点くらいの手札です(緑マナがあるの前提ですが)。マリガンして、これらの手札が"必ず"来るのであれば、誰だってマリガンします。
しかし、緑マナが13枚、2マナ域が8枚のこのリストでは、6枚で「2マナ域のマナ加速」「緑マナ」が両方揃う確率だけでも50%を切っています(約47%)。2枚目のマナ加速や2枚以上の土地、タイタンなどと条件を加えていけば、確率がどんどん下がっていくのは自明です。そして、ダブルマリガンにまで追い込まれた場合、勝率の期待値が一気に下がるというのも、また自明なことです。
一方、この手札で引いて嬉しいカード(12枚の当たりとヴァラクートの計16枚)を、4枚のドローで1枚以上引く確率は約77%です(耕作などが通っていればもう少し高い)。6マナへの到達がほぼ約束されたこの手札で、きちんと当たりを引ければ、勝利の可能性は十分高いです。
マリガンすることによる「リスク」と「リターン」と、この手札をキープすることによる勝率を考えると、この手札はキープすべきだと思います。
蛇足ですが、記事の中で「期待値」という言葉が出てきますが、確率の話(特にリスク部分について)を持ち出さないのであれば、この単語は使うべきではないと、俺は思います。
/ 直感的な話 /
この形のヴァラクートを7回戦の大会で1日回せば、このハンドはキープすべきだということはなんとなく分かってもらえるんじゃないかなーとは思っています。少なくとも、俺はこのリスト(に近いもの)をずっと一人回しして、大会にも2回持ちこんで回した結果、このハンドはキープできるものだと体感しました。俺よりもヴァラクートをたくさん回していて、俺よりも圧倒的に勝っている人たちの意見を聞いても、あながち間違っちゃいないんじゃないかなーと思っています。
/ 補足 /
・《広がりゆく海/Spreading Seas》貼られたら負けじゃない?
1ターン目に《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》置いて、相手が青黒の土地を置いたら(この手札なら)起動しません。返しで《耕作/Cultivate》が絶対に通る場面まで我慢すべきです。
・キープ基準は《稲妻/Lightning Bolt》も含めて12枚じゃない?
メインボードの《稲妻/Lightning Bolt》はお守り的なもので、初手にあって嬉しいかといわれると「うーん」としか答えようがない位、微妙な立ち位置のカードだと考えています。「ランド3稲妻耕作緑タイタン」なら、俺は僅差で問題の7枚のほうが強いと思います(少なくともメインボードにおいては)。
・ハンデス撃たれたらきつくない?
「ランド3探検緑タイタン緑タイタン」みたいなハンドで撃たれたら更に涙目だと思いますけれど。
・カウンターに弱くない?
逆にヴァラクートにおいてカウンターに強いハンドっていうものがあるとしたら教えてもらいたいくらいです。まさか《召喚の罠/Summoning Trap》を探してマリガンするわけでもないですし。《マナ漏出/Mana Leak》とかはプレイングでケアできるものだと思います(俺自身ができているかといわれると限りなく否に近いですが)。
・Case3はマリガンしてこれはキープなの?
Case3とは話が違っていて、こちらは「メインの先手」、あちらは「サイドの後手」です。このハンドも、サイド後でミラーなら先手後手関わらずマリガンします(特に後手なら100%マリガン)。リスクとリターンの、リターンを重く見ているからです。逆にメインボードでは、対戦相手が分からないため、自分がやりたいことがはっきりとした手札はキープすべきだと、俺は思います。
長々と反論を書いてしまいましたが、記事としてはすごく面白いし参考になる内容だと思うので、これからも続けていって欲しいですね。
しーゆーねくすとたーん。
"Game Type" and National Champs Invitation Policy Change. - http://bit.ly/jcj698関係する人は確認しておきましょー。
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HAPPYMTG.COMのあんちゃんさんの記事に対するレスポンス。
Would you like to mulligan to 6 cards?【質問編】 - http://bit.ly/mHV0f1俺自身の回答は質問編のコメント欄を見てください。
Would you like to mulligan to 6 cards?【回答編】 - http://bit.ly/l3qI2X
■Case2
まあマリガンっすよねー。
■Case3
俺のコメントと同じことが解答編で言及されてて嬉しいw
■Case1
俺がちょっと納得いかないのはこの問についてです。解答編ではマリガンという答えになってましたけれど、俺には理論的にも直感的にも納得いきません。
/ 理論的な話 /
あんちゃんさんは記事の中で「これより強いハンドを探す、攻めのマリガン」と述べています。確かに、これより強い6枚は存在し、この7枚が65点くらいのハンドだとしたら、「土地3探検耕作緑タイタン」だったり「土地3カルニハロー緑タイタン」はそれぞれ80点、90点くらいの手札です(緑マナがあるの前提ですが)。マリガンして、これらの手札が"必ず"来るのであれば、誰だってマリガンします。
しかし、緑マナが13枚、2マナ域が8枚のこのリストでは、6枚で「2マナ域のマナ加速」「緑マナ」が両方揃う確率だけでも50%を切っています(約47%)。2枚目のマナ加速や2枚以上の土地、タイタンなどと条件を加えていけば、確率がどんどん下がっていくのは自明です。そして、ダブルマリガンにまで追い込まれた場合、勝率の期待値が一気に下がるというのも、また自明なことです。
一方、この手札で引いて嬉しいカード(12枚の当たりとヴァラクートの計16枚)を、4枚のドローで1枚以上引く確率は約77%です(耕作などが通っていればもう少し高い)。6マナへの到達がほぼ約束されたこの手札で、きちんと当たりを引ければ、勝利の可能性は十分高いです。
マリガンすることによる「リスク」と「リターン」と、この手札をキープすることによる勝率を考えると、この手札はキープすべきだと思います。
蛇足ですが、記事の中で「期待値」という言葉が出てきますが、確率の話(特にリスク部分について)を持ち出さないのであれば、この単語は使うべきではないと、俺は思います。
/ 直感的な話 /
この形のヴァラクートを7回戦の大会で1日回せば、このハンドはキープすべきだということはなんとなく分かってもらえるんじゃないかなーとは思っています。少なくとも、俺はこのリスト(に近いもの)をずっと一人回しして、大会にも2回持ちこんで回した結果、このハンドはキープできるものだと体感しました。俺よりもヴァラクートをたくさん回していて、俺よりも圧倒的に勝っている人たちの意見を聞いても、あながち間違っちゃいないんじゃないかなーと思っています。
/ 補足 /
・《広がりゆく海/Spreading Seas》貼られたら負けじゃない?
1ターン目に《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》置いて、相手が青黒の土地を置いたら(この手札なら)起動しません。返しで《耕作/Cultivate》が絶対に通る場面まで我慢すべきです。
・キープ基準は《稲妻/Lightning Bolt》も含めて12枚じゃない?
メインボードの《稲妻/Lightning Bolt》はお守り的なもので、初手にあって嬉しいかといわれると「うーん」としか答えようがない位、微妙な立ち位置のカードだと考えています。「ランド3稲妻耕作緑タイタン」なら、俺は僅差で問題の7枚のほうが強いと思います(少なくともメインボードにおいては)。
・ハンデス撃たれたらきつくない?
「ランド3探検緑タイタン緑タイタン」みたいなハンドで撃たれたら更に涙目だと思いますけれど。
・カウンターに弱くない?
逆にヴァラクートにおいてカウンターに強いハンドっていうものがあるとしたら教えてもらいたいくらいです。まさか《召喚の罠/Summoning Trap》を探してマリガンするわけでもないですし。《マナ漏出/Mana Leak》とかはプレイングでケアできるものだと思います(俺自身ができているかといわれると限りなく否に近いですが)。
・Case3はマリガンしてこれはキープなの?
Case3とは話が違っていて、こちらは「メインの先手」、あちらは「サイドの後手」です。このハンドも、サイド後でミラーなら先手後手関わらずマリガンします(特に後手なら100%マリガン)。リスクとリターンの、リターンを重く見ているからです。逆にメインボードでは、対戦相手が分からないため、自分がやりたいことがはっきりとした手札はキープすべきだと、俺は思います。
長々と反論を書いてしまいましたが、記事としてはすごく面白いし参考になる内容だと思うので、これからも続けていって欲しいですね。
しーゆーねくすとたーん。
コメント
以前に自分の日記にも書いたかもしれないけど、ヴァラクートは何処までいっても「確率」と戦うデッキだということを忘れてはいけない。少なくても今のヴァラクートにはSFMのようなキープ基準になり且つゲームプランを作れるカードというのは存在し得ない。よって、初手に求められることは①少なくても1枚以上のマナ加速があり色マナの事故が起こっていないこと②数マナの事故(3マナ以上が理想)が起こってないこと③基本ターン(ヴァラクートでいえば、4~6T目)までにフィニッシャーを用意できる事(確率的には7~8割欲しい)、、、という優先順位でキープ基準が決められると思う。件の手札は①②ともに満たしており、懸念される③についても圧縮を計算に入れないで76,4%、フェッチ&マナ加速の圧縮も考慮に入れれば約8割近い数値になるので悪い「賭け」ではないように考える。少なくてもマリガンして、12枚の2マナ以下のカード&13枚の緑マナが同居し且つ2~3枚以上のランドを確保できる確率に期待するよりは現実的と言えるだろう。
言っちゃあアレですけどあの記事って「自分だったらこうするからこれが正解」って感じで誰もが納得できるものじゃないですよね
ただ期待値の話が出ましたが、マジックで有効そうなハンドを全て書き出してその後のドローや相手の妨害手段も加味して計算するとなると下手したらそのブロックが落ちちゃうんで、ある程度あいまいになるのも仕方ないかと思います。
ヴァラクートを場に持ってこれるカードがあれば良いんですけれどねー。
>>通りすがりさん
期待値の話については確かに計算が煩雑になってしまう部分もあるんですが、最低限(緑マナや土地の枚数)の確率の話は欲しかったかなーと思います。
あと、コメントとは関係のない補足なんですが、この日記中の『6枚で「2マナ域のマナ加速」「緑マナ」が両方揃う確率だけでも50%を切っています(約47%)』の部分については適当に計算したため合ってない可能性が浮上しました。また時間があったら計算してみます。