昨日のPauper Challengeは、祝日ということもあって日本人プレイヤーの参加も多かったみたいだね。自分も参加したんだけど、全然ダメだったよ。そんな、『破滅の刻』がリリースされて最初のPauper Challengeの結果を見ていこう。

UB Angler Delver
KUNGFUTREES (6TH PLACE)

4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
4《縞カワヘビ/Striped Riverwinder》
1《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
1《スゥルタイのゴミあさり/Sultai Scavenger》

4《渦まく知識/Brainstorm》
4《対抗呪文/Counterspell》
4《思考掃き/Thought Scour》
3《死体発掘/Exhume》
3《留意/Mental Note》
3《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
2《払拭/Dispel》
2《噴出/Gush》
2《思案/Ponder》
1《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1《活力の奔出/Rush of Vitality》

9《冠雪の島/Snow-Covered Island》
1《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
4《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
3《灰のやせ地/Ash Barrens》

3《突発的変化/Spontaneous Mutation》
2《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
2《減縮/Shrivel》
2《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》
1《オーラの変転/Aura Flux》
1《綿密な分析/Deep Analysis》
1《剥奪/Deprive》
1《払拭/Dispel》
1《ファングレンの狩人/Fangren Hunter》
1《吸血の絆/Vampiric Link》

 高橋優太プロが『破滅の刻』での注目カードに挙げた《縞カワヘビ/Striped Riverwinder》がさっそく結果を残したね。青黒アンコウ・デルバーに《死体発掘/Exhume》を投入しリアニメイト要素を加え、早いターンに《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》かカワヘビを立ててそれを守りきってしまおうというプランだ。《活力の奔出/Rush of Vitality》がおもしろい選択で、1度通せば相手の除去呪文をカウンターしながら、アグロデッキ相手には挽回不能なライフ差をつけることができるだろう。サイドボードもマニアックなチョイスが光るね。

 このデッキの他にも、《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》や《ドラゴンの息/Dragon Breath》を投入した古典的なリアニメイトにカワヘビを投入したデッキもいたりと、この呪禁クリーチャーはPauperに影響を与えているようだ。

UBR Hundred Control
FAT FINGERS (32ND PLACE)

2《粗石の魔道士/Trinket Mage》
1《Shield Sphere》

4《渦まく知識/Brainstorm》
4《対抗呪文/Counterspell》
4《除外/Exclude》
4《炎の斬りつけ/Flame Slash》
4《無垢の血/Innocent Blood》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《マグマのしぶき/Magma Spray》
4《神秘の指導/Mystical Teachings》
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
4《熟慮/Think Twice》
3《清純のタリスマン/Pristine Talisman》
2《悪魔の布告/Diabolic Edict》
2《渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm》
2《終止/Terminate》
1《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
1《墓所への乱入/Crypt Incursion》
1《残響する破滅/Echoing Ruin》
1《電謀/Electrickery》
1《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》
1《処刑人の薬包/Executioner’s Capsule》
1《まやかしの召喚/False Summoning》
1《炎の稲妻/Firebolt》
1《恐ろしい死/Ghastly Demise》
1《禁制/Prohibit》
1《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》

5《島/Island》
2《山/Mountain》
1《沼/Swamp》
4《灰のやせ地/Ash Barrens》
4《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
4《進化する未開地/Evolving Wilds》
4《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
4《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
3《血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves》
2《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1《大焼炉/Great Furnace》
1《亡骸のぬかるみ/Mortuary Mire》
1《ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium》
1《教議会の座席/Seat of the Synod》
1《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》

4《水流破/Hydroblast》
4《紅蓮破/Pyroblast》
2《強迫/Duress》
2《電謀/Electrickery》
2《破壊的脈動/Shattering Pulse》
1《払拭/Dispel》

 コントロールデッキの勝ち手段は常に難しい問題だ。多すぎてはデッキの動きを阻害するし、少なすぎると対処されるリスクが増える。この青黒赤コントロールは特定のカードによる勝利をほぼ放棄している。ではどうやって勝つのか? ――ナチュラルライブラリーアウトだ! MtGの理に反する100枚を超えるライブラリーには除去とカウンター、そしてドロー呪文が詰め込まれ、相手の勝ち手段を根絶やしにし、相手のライブラリーがなくなるまで耐えるんだ。恐ろしい思考に思えるかもしれないが、Pauperはクリーチャー主体のデッキがほとんどなので、《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》が回り始めると100パーセント勝てないという状態になるデッキも少なくない。さっさと投了してしまおうというプレイヤーも多いだろう。あまり相手にはしたくないデッキだな。

UR Puzzle Control
MLOVBO (1ST PLACE)

4《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》
4《対抗呪文/Counterspell》
4《除外/Exclude》
4《炎の稲妻/Firebolt》
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
4《定業/Preordain》
3《炎の斬りつけ/Flame Slash》
3《双角の連続襲撃/Flurry of Horns》
3《稲妻/Lightning Bolt》
2《綿密な分析/Deep Analysis》
2《払拭/Dispel》
1《電謀/Electrickery》

7《島/Island》
6《山/Mountain》
4《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
4《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
1《孤立した砂州/Lonely Sandbar》

4《水流破/Hydroblast》
4《紅蓮破/Pyroblast》
3《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
2《払拭/Dispel》
1《電謀/Electrickery》
1《ごまかし/Hoodwink》

 予選全勝、決勝でも3つのデッキを下して優勝したのは青赤コントロールだ。《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》をアドバンテージエンジンに据え、勝ち手段には《双角の連続襲撃/Flurry of Horns》を備えたノンクリーチャーの構成となっている。以前からたまに見かけたデッキであり、『破滅の刻』の影響も受けていないようだけど、いきなりの圧倒的成績はデッキの練り込みとプレイングの熟練の賜物だろう。

http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2017-07-17

 それではまた来週。

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