グランプリ・ストックホルムの決勝に進んだのは、オンドレイ・ストラスキーとヨエル・ラーション。ストラスキーは準決勝でバント・スピリットのミラーマッチを完勝して勝ち上がり、一方のラーションは白青コントロール対ジェスカイコントロールという濃厚なマッチアップを、ライブラリーアウトまでたどり着くような泥仕合の末に制してきている。

 バント・スピリット対白青コントロールの相性はスピリット有利が通説だが、ラーションはこれを覆すことができるだろうか。

Game1

 《貴族の教主/Noble Hierarch》から2ターン目に《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》というロケットスタートの先手のストラスキー。一方のラーションの場には《島/Island》が2枚並ぶだけ。

 ストラスキーは《至高の幻影/Supreme Phantom》も追加し、3ターン目にして8点クロックが刻まれ始める。

 ラーションにできたことといえば、《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer》を《マナ漏出/Mana Leak》することだけだった。

ストラスキー 1-0 ラーション

Game2

 ストラスキーは再びの《貴族の教主/Noble Hierarch》スタートだ。2ターン目には《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》を追加し、ラーションの行動を制限しようとするが、これは《選択/Opt》から2マナの《流刑への道/Path to Exile》で処理される。

 《無私の霊魂/Selfless Spirit》を追加し、少しずつだがラーションのライフが減るスピードが上がる。4ターン目のストラスキーのターン終了時のラーションの《選択/Opt》は《呪文捕らえ/Spell Queller》されるが、2枚目の《選択/Opt》から《終末/Terminus》がめくれ、クリーチャーを一掃。《廃墟の地/Field of Ruin》で《魂の洞窟/Cavern of Souls》も処分する。

 《ドラグスコルの隊長/Drogskol Captain》は《論理の結び目/Logic Knot》で弾かれるも、再びの《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》を通すストラスキー。対するラーションは《アズカンタの探索/Search for Azcanta》をプレイする。

 《至高の幻影/Supreme Phantom》を追加したストラスキーを襲うのは、《アズカンタの探索/Search for Azcanta》でめくれた《終末/Terminus》。またもやクリーチャーを一掃されてしまう。

 《鎖鳴らし/Rattlechains》から《至高の幻影/Supreme Phantom》でなんとかクロックを維持するストラスキー。ラーションは《謎めいた命令/Cryptic Command》でアタックを封じながらドローを進めるが、《ドラグスコルの隊長/Drogskol Captain》が通ってしまう。と思いきや、三度の《終末/Terminus》!

 ついにクリーチャーをすべて失ってしまったストラスキーはカードを片付けた。

ストラスキー 1-1 ラーション

Game3

 大事な大事な最終ゲームの先手はストラスキー。その大事なゲームの第1ターンにまたも《貴族の教主/Noble Hierarch》が駆けつけた。2ターン目には《至高の幻影/Supreme Phantom》が登場する。ラーションは《アズカンタの探索/Search for Azcanta》と悪くないスタートだ。

 ストラスキーは3ターン目に4マナから《集合した中隊/Collected Company》。《至高の幻影/Supreme Phantom》と《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》がめくれ、クロックが爆発的に増加する。

 3体のスピリットで攻撃するストラスキーにラーションは《呪文捕らえ/Spell Queller》で対抗する。しかし軽減されてもなお10点のダメージが叩き込まれ、4ターン目にしてラーションのライフは6に。

 スピリット軍団がどうにもならないラーションは、ストラスキーの優勝を祝うために握手を求めたのだった。

ストラスキー 2-1 ラーション

オンドレイ・ストラスキー Win!

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