ミシックチャンピオンシップ決勝の席に座るのは、マシュー・スパーリングとイーライ・ラヴマンの2人。スパーリングが乗りこなすのは親和、対するラヴマンは5色人間だ。

Game1

 先手のラヴマンの《霊気の薬瓶/Aether Vial》スタートに対し、《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》《メムナイト/Memnite》《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》と一挙展開するスパーリング。

 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》で《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》を指定するラヴマン。一方のスパーリングは《信号の邪魔者/Signal Pest》を加え、《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》からマナを出し《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》をクリーチャー化して颯爽と攻勢に出る。

 《サリアの副官/Thalia’s Lieutenant》で攻めの準備をするラヴマン。対照的に《溶接の壺/Welding Jar》を置き全軍突撃のスパーリング。ラヴマンの残りライフは12に。

 しかしここからラヴマンも殴り返し、2枚目の《霊気の薬瓶/Aether Vial》を追加。《拘留代理人/Deputy of Detention》で《信号の邪魔者/Signal Pest》を除去し、ダメージを抑える。

 さらに《教区の勇者/Champion of the Parish》も追加されダメージは増加。ライフも10で並ぶ。スパーリングは完全に守勢に回ってしまった。

 ついに《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》での攻撃を諦めたスパーリング。《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter》での安全確認から《カマキリの乗り手/Mantis Rider》が追加され、ラヴマンのクロックは跳ね上がる。

 2枚目の《拘留代理人/Deputy of Detention》で最後のブロッカーの《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》が排除されるとスパーリングのライフはゼロを割った。

 スパーリングの残った2枚の手札は《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》だった。

ラヴマン 1-0 スパーリング

Game2

 5枚がマナソースの手札をキープしたスパーリング。土地が1枚だけだが《霊気の薬瓶/Aether Vial》のある手札をマリガンしたラヴマン。ラヴマンに新たな7枚が配られ、そのうちの1枚をライブラリーの一番底に送った。“ロンドン・マリガン”だ。

 《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》スタートのスパーリング。一方のラヴマンは再度の《霊気の薬瓶/Aether Vial》だ。

 今度は《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》をプレイできたスパーリング。しかしスパーリングの残る2枚の手札は土地。ラヴマンは《教区の勇者/Champion of the Parish》を出してから《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter》するが、空振りに終わってしまう。

 《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》で攻めるスパーリング。余っているマナを+1/+1カウンターに変える。

 しかしラヴマンは《サリアの副官/Thalia’s Lieutenant》を二連打! スパーリングは《教区の勇者/Champion of the Parish》の強烈なカウンターパンチを浴びてしまう。

 《頭蓋囲い/Cranial Plating》をトップデッキするが、装備したい《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》はチャンプブロックで墓地に落ちたばかりだ。仕方なく《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》に装備するスパーリング。《サリアの副官/Thalia’s Lieutenant》がチャンプブロックする。

 《教区の勇者/Champion of the Parish》と《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter》を前にダメージレースで負けてしまっているスパーリング。トドメとばかりに《霊気の薬瓶/Aether Vial》から《反射魔道士/Reflector Mage》が登場するとカードを片付けざるを得なかった。

ラヴマン 2-0 スパーリング

 ここからはサイドボーディング後の戦いだ。

Game3

 《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》で開幕のゴングを鳴らし、《頭蓋囲い/Cranial Plating》を2ターン目に装備するスパーリング。

 ラヴマンは《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter》の静かな立ち上がり。スパーリングの手札から2枚目の《頭蓋囲い/Cranial Plating》を落とす。

 ここで《実験の狂乱/Experimental Frenzy》をトップデッキするスパーリング。《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》の2枚目が戦場に登場。たまらず《拘留代理人/Deputy of Detention》で《実験の狂乱/Experimental Frenzy》を除去するが、スパーリングのドローは《感電破/Galvanic Blast》! ブロッカーもいなくなり、強烈な一発が叩き込まれる。

 《教区の勇者/Champion of the Parish》から《カマキリの乗り手/Mantis Rider》とつなげ、反撃の布石を打つラヴマン。

 しかし、スパーリングのライブラリーのトップからこのゲーム3枚目の《頭蓋囲い/Cranial Plating》が降ってくる。《カマキリの乗り手/Mantis Rider》と《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》が相打ちになる。

 残りライフが少ないながら殴り返さないと話にならないラヴマン。しかしスパーリングが冷静に《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》を起動して攻撃すると、2枚の《頭蓋囲い/Cranial Plating》を前にブロッカーは足りていないのだった。

ラヴマン 2-1 スパーリング

Game4

 お互い6枚の手札をキープ。ラヴマンのこのマッチはじめての《貴族の教主/Noble Hierarch》。一方のスパーリングは《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》だけと少々寂しいスタート。

 ラヴマンも《貴族の教主/Noble Hierarch》2枚目を追加するが、つきあうように土地が止まってしまう。

 《鋼の監視者/Steel Overseer》がスパーリングの待望の一手。しかしこれに突き刺さる《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》! 実はスパーリングの手札には《鋼の監視者/Steel Overseer》がまだ2枚いて、これが完全に腐ってしまう。

 仕方なく《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》をプレイするスパーリングに《カマキリの乗り手/Mantis Rider》で5点の重いパンチ。何もできずターンを返す。

 勢いに乗るラヴマンは3枚目の《貴族の教主/Noble Hierarch》を追加し、《カマキリの乗り手/Mantis Rider》の2枚目。戦線を拡大していく。スパーリングは《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》でチャンプブロックするしかできない。

 《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》2枚目をプレイするが、地を這うクリーチャーは空飛ぶ《カマキリの乗り手/Mantis Rider》をブロックできない。リソースを削りながら《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》を3/3にして《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》に+1/+1カウンターを3つ乗せるが、これを《反射魔道士/Reflector Mage》が吹き飛ばす!

 リカバリーのきかなくなったスパーリングを《カマキリの乗り手/Mantis Rider》が襲う。最後のドローを確認した後、スパーリングは右手を差し出した。

ラヴマン 3-1 スパーリング

イーライ・ラヴマン Win!

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