浅原晃が、プレイヤーズツアー名古屋に続き、プレイヤーズツアー・オンラインでもトップ8に残った。そして、名古屋でも、マジックオンライン・チャンピオンシップシリーズ2010でも叶わなかった、世界レベルでの戴冠を求め、決勝へと駒を進めた。メインデッキに《夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher》を採用した、独自のチューンのティムール《荒野の再生/Wilderness Reclamation》と共に。

 画面越しのプレイヤーズツアー。対戦相手は白青コントロールを使うトーマス・ホワイト。MOグラインダーとして有名なプレイヤーだ。トーナメントの王者を決めるべく、今日を締めくくる試合が始まる。

Game1

 先手は浅原。《荒野の再生/Wilderness Reclamation》が2枚に土地もある手札をキープ。2ターン目のメインから《成長のらせん/Growth Spiral》を撃っていく。

 3ターン目、2マナオープンでターンを返したトーマスに《荒野の再生/Wilderness Reclamation》をプレイする浅原。ホワイトにカウンターはなく、《海の神のお告げ/Omen of the Sea》で手札を整えるだけ。

 返すターンで《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》をプレイするホワイト。忠誠度能力をプラスから入る。浅原はエンドに《サメ台風/Shark Typhoon》で2/2のサメを生み出すが、テフェリーを撃ち落とせない。ホワイトは《太陽の恵みの執政官/Archon of Sun’s Grace》で守りを固める。

 2枚目の《荒野の再生/Wilderness Reclamation》を着地させるも、テフェリーの能力で動きづらい浅原。1/1のサメを増やすのみ。ホワイトは《メレティス誕生/The Birth of Meletis》をプレイしてペガサストークンを生み出す。

 浅原は《発破/Explosion》X=2でテフェリーにダメージを与えるが、まだ撃ち落とせない。ホワイトは2枚目の《海の神のお告げ/Omen of the Sea》からの《空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad》で3枚のエンチャントを出し直し、トークンが場にあふれてゆく。

 手札に溜まった《霊気の疾風/Aether Gust》を恨めしく思っていたかは定かではないが、浅原は投了ボタンをクリックした。

浅原 0-1 ホワイト

Game2


 またも2ターン目の浅原の《成長のらせん/Growth Spiral》。3ターン目に《荒野の再生/Wilderness Reclamation》は置かず、ホワイトの《幽体の船乗り/Spectral Sailor》を見届ける。さらにホワイトは《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》をプレイするが、これは《否認/Negate》される。

 満を持して《荒野の再生/Wilderness Reclamation》を着地させる浅原。《サメ台風/Shark Typhoon》で3/3を生成してクロックをつくり、マナを残してターンを返す。《幽体の船乗り/Spectral Sailor》のアタックに対しX=4の《サメ台風/Shark Typhoon》が吹き荒れる。これはテフェリーで退場するが、残ったサメがテフェリーを打ち取る。

 土地が5枚で止まったホワイト。《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》で手札の拡充をし、浅原のアップキープに《厚かましい借り手/Brazen Borrower》でサメをバウンスする。浅原も《厚かましい借り手/Brazen Borrower》で《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》をバウンスし、X=8の特大の《発破/Explosion》をホワイトに。

 ホワイトは《エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death》をプレイ。これに残したマナから《否認/Negate》をあわせる浅原。ホワイトも《神秘の論争/Mystical Dispute》で食い下がる。《荒野の再生/Wilderness Reclamation》は一旦退場。

 ディスカードしていた《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature’s Wrath》を脱出させる浅原。残りライフ7のホワイトに対し強大なクロックを用意する。《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》でジャブを打つホワイトに《否認/Negate》で返す。

 《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature’s Wrath》の攻撃に対し《サメ台風/Shark Typhoon》で1/1のサメがブロッカーとして用意されるが、《厚かましい借り手/Brazen Borrower》でバウンスされ、《発破/Explosion》X=1。ちょうどライフがゼロになり、ホワイトのアバターが爆発した。

浅原 1-1 ホワイト

Game3


 ホワイトの《海の神のお告げ/Omen of the Sea》がゲーム開始を告げる。浅原は動かずターンを返す。ホワイトは3マナ目がタップイン。浅原は三度の《成長のらせん/Growth Spiral》。

 土地がないホワイトは《サメ台風/Shark Typhoon》をX=0でサイクリングするが、見つからない。浅原は逆にX=2の《サメ台風/Shark Typhoon》で攻め手をつくる。これは浅原のエンドに《厚かましい借り手/Brazen Borrower》でバウンスされる。

 まだ土地を引けないホワイトのエンドに《夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher》で仕掛ける。これに《霊気の疾風/Aether Gust》が飛び、《夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher》は引き直される。ホワイトのメインの《海の神のお告げ/Omen of the Sea》の隙に《夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher》が改めて通る。

 ついに狼の群れがホワイトに襲いかかる。ようやく4マナ目にとどいたホワイトの《空の粉砕/Shatter the Sky》には《神秘の論争/Mystical Dispute》。続けて《厚かましい借り手/Brazen Borrower》でクロックを増強。

 残りライフのなくなったホワイトは、「Good Game」のエモートをクリックした。

 それはつまり、浅原が初めて世界王者に輝いた瞬間だった。

浅原 2-1 ホワイト

浅原晃 Win!

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