オムナスを操るプレイヤーとそれを倒そうとするプレイヤー。各所で火花をちらした3日間の果てには、2人のオムナス・アドベンチャーが残った。アーロン・ガートラーとオースティン・バーサヴィッチは同じ調整チームで、ほぼ同一のリストをこのグランドファイナルに持ち込んでいる。

 勝って2万5000ドルの小切手とともに、2020シーズンの締めくくりを笑顔で飾るのはどちらのプレイヤーか?

Match1

 決勝戦は「2マッチ先取」で行なわれる。

Game1

 ガートラーの先手。お互い《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》から、ガートラーは3ターン目に《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》を着地させる。バーサヴィッチは《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》で土地を伸ばして《巨人落とし/Giant Killer》でこのエレメンタルを対処。

 ガートラーは2枚目の《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》から《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》、《厚かましい借り手/Brazen Borrower》と続け、場と手札を整える。

 土地が止まってしまったバーサヴィッチ。《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》で土地をどうにか追加し《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》を2枚続けてからの《巨人落とし/Giant Killer》で手札が増える。《厚かましい借り手/Brazen Borrower》で《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》を1体バウンス。

 《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》を出し直したガートラー。《願いのフェイ/Fae of Wishes》からの《猛火の斉射/Blazing Volley》でバーサヴィッチの場を一掃!

 バーサヴィッチも《願いのフェイ/Fae of Wishes》から《猛火の斉射/Blazing Volley》。息切れしたガートラーに対し《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》を追加。更に次のターンは《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》から《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》2号機。たまらず《厚かましい借り手/Brazen Borrower》で1体はバウンスし、自分も《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》を追加する。

 場に出してあった《願いのフェイ/Fae of Wishes》を手札に戻し、願った《投げ飛ばし/Fling》でブロッカーを除去。ガートラーが巨人に踏み潰されてGame1はバーサヴィッチが先取。

Game2

 ガートラーが1マリガン。バーサヴィッチの《幸運のクローバー/Lucky Clover》を《切り裂かれた帆/Shredded Sails》で対処する。

 バーサヴィッチは《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》で土地を伸ばす。ガートラーは《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》から《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》でドローを進める。この《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》は《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》に踏み潰されて退場。

 巨人が相打ちになり、場が綺麗に。バーサヴィッチはさらなる《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》から《願いのフェイ/Fae of Wishes》で《僻境への脱出/Escape to the Wilds》を手札に。ガートラーは《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》を場に。

 バーサヴィッチも《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》を場に送るが、ここでガートラーは《僻境への脱出/Escape to the Wilds》をトップデッキ! 《厚かましい借り手/Brazen Borrower》で《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》をバウンスし、7点のダメージを叩き込む。

 しかし、バーサヴィッチは《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》をプレイ、上陸でライフを回復する。更に戻された《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》で土地を伸ばし、《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》からマナが発生。続けて《僻境への脱出/Escape to the Wilds》。《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》から《願いのフェイ/Fae of Wishes》を出しターンを返す。

 ガートラーも《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》から《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》で土地を伸ばし、生まれたマナで《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》で《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》を踏みつける。《厚かましい借り手/Brazen Borrower》で《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》も手札に返し、《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》がアタック。《願いのフェイ/Fae of Wishes》でチャンプブロックせざるを得ないバーサヴィッチ。

 《幸運のクローバー/Lucky Clover》から《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》で《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》を処理、自分も《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》を戦場に投下。しかしガートラーはさらなる《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》を登場させる。

 《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》再登場から《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》、《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》でドローを進めるバーサヴィッチ。ガートラーの《厚かましい借り手/Brazen Borrower》には《神秘の論争/Mystical Dispute》。しかし、《巨人落とし/Giant Killer》で《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》を除去し、自身は巨人で殴る。バーサヴィッチのオムナスがチャンプブロックに。

 代わりの《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》からどんどんライフを回復するバーサヴィッチ。ガートラーの《厚かましい借り手/Brazen Borrower》には再びの《神秘の論争/Mystical Dispute》。

 《巨人落とし/Giant Killer》で再度《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》を落とし、自身の2体の《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》で押し切ろうとするガートラーだが、《巨人落とし/Giant Killer》が《幸運のクローバー/Lucky Clover》の力を借りてガートラーの巨人を一掃する。

 《僻境への脱出/Escape to the Wilds》で一挙にリソース差がついてしまい、完全に逆転を許してしまったガートラー。1マッチ目はバーサヴィッチの先取となった

ガートラー 0-1 バーサヴィッチ

Match2

 気心がしれた仲の2人。決勝とは思えないようなエモートでにぎやかに進む。

Game1

 《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》が3枚の初手をキープしたガートラー。4枚目の《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》も引いてくる。この亭主たちによるビートダウンに《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》で待ったをかけるバーサヴィッチ。

 《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》で土地を伸ばすバーサヴィッチ。ガートラーは土地が引けない。《願いのフェイ/Fae of Wishes》からの《猛火の斉射/Blazing Volley》で場が一掃される。

 《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》対《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》という場になった。更に《厚かましい借り手/Brazen Borrower》で《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》をバウンスするバーサヴィッチ。ガートラーの場はすっからかんに。

 《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》が戦場に追加されるに至っては、バーサヴィッチの猛攻を止められないのだった。

Game2

 後手のバーサヴィッチが《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》から《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》とロケットスタート。たまらずガートラーはトップデッキした《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》で《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》を踏みつける。

 2枚目の《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》を追加するだけのバーサヴィッチ。《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》から《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》を戦場に追加するガートラー。

 バーサヴィッチは《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》をプレイ。しかし、ガートラーは《幸運のクローバー/Lucky Clover》をトップデッキ。《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》で土地を伸ばし《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》で《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》を踏みつける。

 2枚目の《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》をプレイするバーサヴィッチだが、5枚目の土地がない。ガートラーは《願いのフェイ/Fae of Wishes》から《レッドキャップの乱闘/Redcap Melee》で《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》を処理しつつ《過去と未来/Once and Future》と《僻境への脱出/Escape to the Wilds》でアドバンテージを確保しに行く。

 バーサヴィッチも《願いのフェイ/Fae of Wishes》から《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》で墓地を掃除するも、《僻境への脱出/Escape to the Wilds》で莫大なリソース差がついてしまう。《願いのフェイ/Fae of Wishes》がめくれたところでバーサヴィッチ投了。

Game3

 2ターン目に《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》を2連打する先手のバーサヴィッチ。《願いのフェイ/Fae of Wishes》をクリーチャーとしてプレイし、2ドロー。

 《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》を引いて片方の《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》を処理するガートラー。《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》で土地を伸ばし《幸運のクローバー/Lucky Clover》を置くバーサヴィッチ。ガートラーは《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》をプレイする。

 再びの《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》。今度サーチされる土地は2枚だ。《巨人落とし/Giant Killer》で《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》を処理する。ガートラーも《幸運のクローバー/Lucky Clover》から《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》。

 先に《僻境への脱出/Escape to the Wilds》をプレイしたのはバーサヴィッチ。《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》をプレイする。ガートラーも《僻境への脱出/Escape to the Wilds》返しだが、このターンは《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》で土地を伸ばすにとどまる。

 《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》と《願いのフェイ/Fae of Wishes》にコツコツ殴られていてライフに少し余裕がないガートラー。《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》を《巨人落とし/Giant Killer》する。

 《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》を出し直し、《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》から《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》で大量のマナを生み出し、《願いのフェイ/Fae of Wishes》を手札に戻し、《投げ飛ばし/Fling》と《否認/Negate》を手札に加えるバーサヴィッチ。おまけの《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》の能力でガートラーの残りライフは6。

 ガートラーは《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》から《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》、《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》をプレイ。さらなる《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》からの《巨人落とし/Giant Killer》でドローを進めるが、解答がない。

 《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》が《投げ飛ばし/Fling》され、グランドファイナルの優勝者が決まった。おめでとう、オースティン・バーサヴィッチ!

ガートラー 0-2 バーサヴィッチ

オースティン・バーサヴィッチ Win!

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