Pauperで《実績ある戦闘員/Proven Combatant》が入ったデッキで一人回ししようとしたら「You cannot join this game.」って言われてなぜか遊べなかった。最初は他に入ってるコモン落ちしたアンコモンのカードが引っかかってるのかなと思ったけど、そのへんを抜いていろいろ試した結果、なぜかこいつだったw なんで使えないんだろう……。これもバグなのかな?

 え、なんでこんなカードを使おうとしたのかって? いや、緑青マッドネスで「これが平成の《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》や!」って言いたくて……w
 今週も、いろんなPauperのデッキを見ていこう。

UB Flicker Control
Mundisv (2nd Place)

4《騒がしいネズミ/Chittering Rats》
4《熟考漂い/Mulldrifter》
4《海門の神官/Sea Gate Oracle》
2《古術師/Archaeomancer》

4《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
4《対抗呪文/Counterspell》
4《破滅の刃/Doom Blade》
4《定業/Preordain》
2《残響する衰微/Echoing Decay》
2《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
1《死の重み/Dead Weight》
1《見栄え損ない/Disfigure》
1《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》
1《墓の刈り取り/Reaping the Graves》

6《島/Island》
4《沼/Swamp》
4《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
4《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
1《やせた原野/Barren Moor》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1《孤立した砂州/Lonely Sandbar》
1《光輝の泉/Radiant Fountain》

3《水流破/Hydroblast》
2《強迫/Duress》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《ゾンビの異国者/Zombie Outlander》
1《見栄え損ない/Disfigure》
1《払拭/Dispel》
1《残響する衰微/Echoing Decay》
1《減縮/Shrivel》
1《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
1《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》

 青黒フリッカーが少しずつ息を吹き返しつつある。最近のリストだと《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》が1枚入っているのが流行の形だ。《見栄え損ない/Disfigure》の枚数もかなり少なくなったなという印象だね。

 青黒や黒赤のサイドボードに1〜2枚採用される《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》なんだけど、正直なところハッキリとした採用理由がわからないでいる。もちろん、《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》や呪禁オーラに有効だということはわかるんだけど……。もし、これらのデッキのマスターがいたら、ぜひ教えていただきたい。

Turbo Fog
firstshot (25th Place)

4《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《濃霧/Fog》
4《ジェイスの消去/Jace’s Erasure》
4《一瞬の平和/Moment’s Peace》
4《思案/Ponder》
4《定業/Preordain》
4《もつれ/Tangle》
3《秘儀の否定/Arcane Denial》
2《強迫的な研究/Compulsive Research》
2《噴出/Gush》
2《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
1《留まらぬ発想/Ideas Unbound》

5《島/Island》
1《森/Forest》
1《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
1《冠雪の島/Snow-Covered Island》
4《進化する未開地/Evolving Wilds》
4《茨森の滝/Thornwood Falls》
2《シミックの成長室/Simic Growth Chamber》

3《空への斉射/Aerial Volley》
3《水流破/Hydroblast》
3《広がりゆく海/Spreading Seas》
2《対抗呪文/Counterspell》
2《払拭/Dispel》
1《滋養/Nourish》
1《回収/Reclaim》

 Pauperでもターボフォグが成立するというのはご存知の通りだ。フォグ呪文はは12枚だが、《一瞬の平和/Moment’s Peace》と《もつれ/Tangle》は1枚で2ターンを稼いでくれるので、枚数以上に耐えることが可能となっている。このアーキタイプで真に重要なのはドローサポートで、このリストでは《強迫的な研究/Compulsive Research》が2枚採用されているね。少々重たいが、それに見合うカードパワーを大事にしたいということかな。

Urza Tron
Kzrds (6th Place)

4《熟考漂い/Mulldrifter》
2《記憶の壁/Mnemonic Wall》
1《海門の神官/Sea Gate Oracle》
1《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》

4《予言のプリズム/Prophetic Prism》
3《探検の地図/Expedition Map》
2《強迫的な研究/Compulsive Research》
2《卑下/Condescend》
2《炎の斬りつけ/Flame Slash》
2《一瞬の平和/Moment’s Peace》
2《神秘の指導/Mystical Teachings》
1《転覆/Capsize》
1《対抗呪文/Counterspell》
1《電解/Electrolyze》
1《炎の稲妻/Firebolt》
1《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》
1《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
1《衝動/Impulse》
1《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
1《稲妻/Lightning Bolt》
1《マグマのしぶき/Magma Spray》
1《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》
1《とどろく雷鳴/Rolling Thunder》

2《島/Island》
4《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
4《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
4《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
4《ウルザの塔/Urza’s Tower》
3《ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto》
1《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate》
1《孤立した砂州/Lonely Sandbar》

2《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2《払拭/Dispel》
2《水流破/Hydroblast》
2《紅蓮破/Pyroblast》
1《墓所への乱入/Crypt Incursion》
1《破滅の刃/Doom Blade》
1《残響する真実/Echoing Truth》
1《一瞬の平和/Moment’s Peace》
1《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》
1《天啓の光/Ray of Revelation》
1《心に静寂/Serene Heart》

 インスタントのシルバー・バレットにかなりの意識を向けたウルザトロンだ。ずらっと並べられたインスタント呪文はさながら優秀な呪文の品評会といったところかな。時間のかかりそうな構成ながら、トップ8に入ったのは素晴らしいね。

http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2017-08-14

 それではまた来週。

UR Tandem Archer 2

2017年8月12日 MTG
4《火付け射手/Firebrand Archer》
4《二人組の見張り番/Tandem Lookout》
2《熱錬金術師/Thermo-Alchemist》

4《捨て身の儀式/Desperate Ritual》
4《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4《魔力変/Manamorphose》
4《定業/Preordain》
4《炎の儀式/Rite of Flame》
4《煮えたぎる歌/Seething Song》
2《炎の突き/Flame Jab》
2《知恵の蛇の眼/Ophidian Eye》

6《島/Island》
6《山/Mountain》
4《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
2《高地の湖/Highland Lake》

 トナプラとかでちょいちょい当たって自分でも回したくなったので組んでみた。最初は《払拭/Dispel》がちょっと入ってたんだけど、《未達への旅/Journey to Nowhere》されて「違うな」ってなったので、コンボパーツを増やしてクラスターデッキっぽく動けるようにした。マナ加速とドローのバランスは今のところ特に不満はない感じ。MMQかINVの2マナランドが何枚か欲しい気もするけど、土地バランスがちょっと難しい。とは言え、今の土地も半々にしてるだけなんだけどw サイドに《発掘/Unearth》は欲しそうだから、入れるとしたらINVのかなぁ。

 コンボパーツ2種が揃ってしまえば、適当なマナ加速2枚くらいからでも割りとコンボはつながる。《信仰無き物あさり/Faithless Looting》が強い。あと対戦相手に使われて知った《炎の突き/Flame Jab》もGood。適当にマナ出すだけで、後は手札に余った土地を叩きつけてれば勝てる。小技として、コンボ中にルーティングプレイの誘発で《捨て身の儀式/Desperate Ritual》や《魔力変/Manamorphose》を引いたら、マナが余ってるならルーティング本体解決の前に使ったほうがいい。ディスカードの選択肢が増える。魔力変も同様で、解決前に引けるだけ引いておくことで次に必要なマナが確認できる。

 こちらのクリーチャーに触られない前提なら4キルも結構できるんだけど、その前提なら2キルのある不屈の部族シュートや、3キルのあるウィー=ゼロックスでいいよなぁという……。

 ちなみにこのデッキ、ソリティアモードで回そうとすると、熱錬金術師も射手も「対戦相手にダメージを与える」ことができないため、能力誘発もせずまったく回らないっていうw

■Bad play of the week

 関東在住Kさんからのお便り。

 青単デルバーのミラーマッチ。場は完全に膠着しているんだけど、プレイヤーAの《噴出/Gush》が一方的に通り、おまけに《ウーナの寵愛/Oona’s Grace》も絡んでクリーチャーの数の差がどんどん開いていく。序盤のダメージのせいでプレイヤーBのライフは8しかなく、残り時間も少なくなったAはバウンスを打ち込みフルパン! ライフは1残るものの、Bの盤面も崩壊し、クリーチャーの数は10対3に。どう見ても次のターンのアタックで試合が決してしまう。バウンスされたクリーチャーを出し直すだけでターンを返すB。

 ターンが返ってきたA。手札は土地しかないけど、そんなときに強いのが《ウーナの寵愛/Oona’s Grace》。アタックの前に、万全を期すために回顧でキャスト!

 ……Aのライブラリーは1枚もなく、ライブラリーアウトで負けてしまいましたとさ。いや、MOだと残りライブラリーの枚数とかあまり気にしないじゃん?
 今週も、Pauper Challengeのデッキリストの中から、おもしろいデッキを探してみよう。

UR No Delver
tedlyted (15th Place)

4《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
4《フェアリーの悪党/Faerie Miscreant》
4《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》

4《対抗呪文/Counterspell》
4《定業/Preordain》
4《雪崩し/Skred》
3《稲妻/Lightning Bolt》
3《思案/Ponder》
2《渦まく知識/Brainstorm》
2《払拭/Dispel》
2《噴出/Gush》
1《マグマのしぶき/Magma Spray》

9《冠雪の島/Snow-Covered Island》
2《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
4《灰のやせ地/Ash Barrens》
4《進化する未開地/Evolving Wilds》

4《水流破/Hydroblast》
4《紅蓮破/Pyroblast》
3《渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1《電謀/Electrickery》
1《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》

 No FiresならぬNo Delverだ。ときどき見かける構築だね。本来なら《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》が入っているスペースは、《払拭/Dispel》と《マグマのしぶき/Magma Spray》、そして追加の土地に置き換えられている。クリーチャーがアドバンテージを得られるカードで固められたことで、より安定したプランが取れるようにということだろう。

Mono Black Control
sgtFloyd (16th Place)

4《騒がしいネズミ/Chittering Rats》
4《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》
4《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》
3《墓所のネズミ/Crypt Rats》
3《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches》

4《強迫/Duress》
4《血の署名/Sign in Blood》
4《発掘/Unearth》
3《見栄え損ない/Disfigure》
2《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
2《回帰の泉/Font of Return》
1《堕落/Corrupt》
1《堕落の触手/Tendrils of Corruption》

17《沼/Swamp》
4《やせた原野/Barren Moor》

4《精神ねじ切り/Wrench Mind》
2《墓所への乱入/Crypt Incursion》
2《ゲスの評決/Geth’s Verdict》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《活力の奔出/Rush of Vitality》
2《夜の犠牲/Victim of Night》
1《墓所のネズミ/Crypt Rats》

 懐かしの黒単信心だね。《回帰の泉/Font of Return》のメインボード昇格が珍しいところかな? 《Oubliette》も姿はなくなったみたいだ。デッキの核は変わっておらず、黒ファンにはたまらないデッキだ。サイドの《活力の奔出/Rush of Vitality》は最近たまに見かけるカードで、このデッキだと相性のいいクリーチャーも多くていい働きをしそうだね。

Mono White Tokens
ecobaronen (28th Place)

4《無私の聖戦士/Selfless Cathar》
4《魂の従者/Soul’s Attendant》
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk》
4《古参兵の武具師/Veteran Armorer》

4《金切るときの声/Battle Screech》
4《町民の結集/Gather the Townsfolk》
4《護衛の誓約/Guardians’ Pledge》
4《急報/Raise the Alarm》
4《三つぞろいの霊魂/Triplicate Spirits》
3《レイモス教の再興/Ramosian Rally》

19《平地/Plains》
2《ボロスの駐屯地/Boros Garrison》

4《虹色の断片/Prismatic Strands》
2《塵は塵に/Dust to Dust》
2《未達への旅/Journey to Nowhere》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《隔離する成長/Sundering Growth》
2《魂の管理人/Soul Warden》
1《レイモス教の再興/Ramosian Rally》

 黒単に続いて今度は白単だ。トークンを並べて全体強化はおなじみの動きだが、《無私の聖戦士/Selfless Cathar》はマニアックすぎるチョイスだね。殴りつつ全体強化にもできるのが柔軟に使えそうだ。

http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2017-08-07

 今回はTier1ではないデッキがトップ8にいくつか残った。その中で優勝したのは、以前紹介した(http://keiga.diarynote.jp/201707181942258020/)、《縞カワヘビ/Striped Riverwinder》リアニメイトを搭載したアンコウ・デルバーだ。果たして、今後もメタゲームに食い込むのだろうか。

 それではまた来週。

MO 2017/08/07

2017年8月7日 MTG
■Pauper Challenge 1-3

 デッキは不屈の部族シュート。本当は別のデッキで出るつもりだったんだけど、直前にトナプラで心折れる負け方したので変更した。

親和 L-W-L
ストンピィ W-W
親和 L-L
Midnight Presence L-L

 R3のG2で大頓死、R4は相手が《軍旗の旗手/Standard Bearer》をサイドインしてくるのがわかってて、サイドボーディング中に一度は海賊の魔除けをメインに移したのに最終的に抜いて結局旗手出されて負け。下手とかそういう次元を超越していた。

 しかししっくりくるデッキないなぁ……。
《マグマのしぶき/Magma Spray》
《マグマのしぶき/Magma Spray》
《マグマのしぶき/Magma Spray》
 MOでプロモ版の《マグマのしぶき/Magma Spray》を使ってるんですけど、どうしてこれエキスパンションシンボルがないんですかね? 引く度に気になってしまいます。

 あと、《離れ島/Remote Isle》などのUSGのサイクリングランド、《サプラーツォの岩礁/Saprazzan Skerry》などのMMQの2マナランドのテキストエリアがオレンジ色になっているのもなんでなんですかね? 引く度に気になるので《離れ島/Remote Isle》は新枠版を買ってしまいそうになっています。

 という話をバグレポートで送ろうかと思ってんですが、「仕様です」と返されるとしょうもないなと思って結局送れていません。

http://hareruyamtg.diarynote.jp/201708011455079112/

 明日は晴れる屋でリアルPauperの大会があるそうです。俺は野球観戦で忙しいので参加できませんが。参加される人はがんばってください。デッキリストを楽しみにしています。
 今回のPauper Challengeはおもしろいデッキが結果を残した。さっそくそれを見ていこう。

The Spy
airfarmer (17th Place)

4《欄干のスパイ/Balustrade Spy》
4《死の一撃のミノタウルス/Deadshot Minotaur》
4《通りの悪霊/Street Wraith》
4《ほくちの壁/Tinder Wall》
4《野生の朗詠者/Wild Cantor》
1《血の執行司祭/Blood Celebrant》
1《レオニンの従者/Leonin Squire》

4《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4《自然との融和/Commune with Nature》
4《妖術師のガラクタ/Conjurer’s Bauble》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4《土地譲渡/Land Grant》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4《Songs of the Damned》
2《一瞬の瞬き/Momentary Blink》
2《モルグの窃盗/Morgue Theft》
1《ケアヴェクの火吹き/Kaervek’s Torch》

1《森/Forest》

4《鋳塊かじり/Ingot Chewer》
4《紅蓮破/Pyroblast》
2《一瞬の瞬き/Momentary Blink》
1《生命吸収/Drain Life》
1《鋭い痛み/Flaring Pain》
1《惨劇の記憶/Haunting Misery》
1《とどろく雷鳴/Rolling Thunder》

 知名度の高さは十分なローグ・デッキ、『The Spy』が勝ち越しの成績を挙げた。ライブラリーを全て墓地に落としてからの勝ちパターンに改良が加えられており、2枚の《モルグの窃盗/Morgue Theft》で回収するのは《血の執行司祭/Blood Celebrant》と《レオニンの従者/Leonin Squire》だ。レオニンで《妖術師のガラクタ/Conjurer’s Bauble》を回収し、ガラクタで《Songs of the Damned》を再利用しマナを増幅。《一瞬の瞬き/Momentary Blink》のフラッシュバックでレオニンを明滅させ、同じ手順で今度は《ケアヴェクの火吹き/Kaervek’s Torch》でこんがり、という訳だ。

 サイドボードの尖り方は、それだけこのデッキのサイド後の試合が厳しいということを物語っているね。14枚しかないのも、インアウトで許容できる枚数の都合でこれ以上何かを入れても仕方がないということだろう(ひょっとしたら単なるミスの可能性もあるけど)。《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》や《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》といった天敵で溢れかえるこの環境で結果を残した作者に最大の賛辞を!

4C Familiar
420dragon (18th Place)

4《熟考漂い/Mulldrifter》
4《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》
3《王神の信者/God-Pharaoh’s Faithful》
3《海門の神官/Sea Gate Oracle》
2《記憶の壁/Mnemonic Wall》
1《陽景学院の使い魔/Sunscape Familiar》

4《強迫的な研究/Compulsive Research》
4《綿密な分析/Deep Analysis》
4《断絶/Snap》
2《炎の稲妻/Firebolt》
2《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
2《最後の儀式/Last Rites》
2《予言のプリズム/Prophetic Prism》
1《ケアヴェクの火吹き/Kaervek’s Torch》

2《冠雪の島/Snow-Covered Island》
3《崩壊する痕跡/Crumbling Vestige》
3《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
3《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
3《光輝の泉/Radiant Fountain》
2《亡骸のぬかるみ/Mortuary Mire》
2《ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto》
2《未知の岸/Unknown Shores》
1《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》

4《紅蓮破/Pyroblast》
2《電謀/Electrickery》
2《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
2《水流破/Hydroblast》
2《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1《青の防御円/Circle of Protection: Blue》
1《王神の信者/God-Pharaoh’s Faithful》
1《石角の高官/Stonehorn Dignitary》

 『破滅の刻』からの新顔《王神の信者/God-Pharaoh’s Faithful》を組み込んだ4色ファミリアだね。信者は序盤の弱さを緩和しつつ、無限ライフのパーツにもなるナイスカードかもしれない。アドバンテージは無限に稼げるデッキなので、《最後の儀式/Last Rites》で相手の手札を吹き飛ばすのも爽快だろう。ごちゃごちゃしたデッキ好きにはたまらない構成だ。

Stompy
Hrymfaxe (1st Place)

4《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》
4《巣の侵略者/Nest Invader》
4《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
4《スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk》
4《若き狼/Young Wolf》
3《リバー・ボア/River Boa》
3《安寧砦の精鋭/Safehold Elite》
3《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》

4《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》
4《怨恨/Rancor》
4《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
1《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》
1《勇壮な対決/Epic Confrontation》
1《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》

16《森/Forest》

4《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》
4《散弾の射手/Scattershot Archer》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《勇壮な対決/Epic Confrontation》
2《はらわた撃ち/Gut Shot》

 デッキリストは進化し続ける。《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》を得て以降、トップメタに居座るストンピィも例外ではない。ここ最近のストンピィは、とあるかつてのレギュラー選手がスタメン落ちしていることが多い――粘り強いバッデイングで《安寧砦の精鋭/Safehold Elite》がレギュラーを勝ち取った裏側で、最強の1番バッターだった《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》がいなくなったんだ。メタられる側に回ったということは、自分の動きだけでなく相手の動きも考えていかなければいけないということだろう。最新のメタゲームに対応したこのストンピィが見事今回のPauper Challengeを制した。

http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2017-07-31

 トップ8にはもう1人ストンピィがいたけど、こちらも精鋭を採用していた。果たしてこのまま精鋭がレギュラーの座を死守するのか、それとも歩哨が意地を見せるのか、注目だね。

 それではまた来週。

UR Freed Combo 3

2017年7月30日 MTG
 終わりなき改良(と改悪
4《海門の神官/Sea Gate Oracle》

4《強迫的な研究/Compulsive Research》
4《炎の斬りつけ/Flame Slash》
4《現実からの遊離/Freed from the Real》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《思案/Ponder》
4《定業/Preordain》
4《風のゼンディコン/Wind Zendikon》
3《連弾炎/Pyromatics》
2《払拭/Dispel》
2《万の眠り/Gigadrowse》

9《冠雪の島/Snow-Covered Island》
1《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
4《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
3《灰のやせ地/Ash Barrens》
2《進化する未開地/Evolving Wilds》
2《孤立した砂州/Lonely Sandbar》

3《オーラの変転/Aura Flux》
3《水流破/Hydroblast》
3《綿密な分析/Deep Analysis》
3《渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm》
2《払拭/Dispel》
1《万の眠り/Gigadrowse》

 やはりランドは22枚な気がする。《思案/Ponder》もなんか違う。

 青黒系は《万の眠り/Gigadrowse》だけで勝てるから楽だなーとか言ってたら《巻き直し/Rewind》されて負けてPauperの世界は広いなと。

 こういうローグデッキはどうしてもサイドボードの枚数が足りないということがわかった。
 今週もさっそく、Pauper Challengeの気になるデッキリストを見ていこう。

RWU Kuldotha
HEADSHOT93 (12TH PLACE)

4《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4《熟考漂い/Mulldrifter》
3《きらめく鷹/Glint Hawk》
2《孤独な宣教師/Lone Missionary》
2《宮殿の歩哨/Palace Sentinels》

4《感電破/Galvanic Blast》
4《胆液の水源/Ichor Wellspring》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《予言のプリズム/Prophetic Prism》
2《炎の稲妻/Firebolt》
2《未達への旅/Journey to Nowhere》
2《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》

4《古えの居住地/Ancient Den》
4《大焼炉/Great Furnace》
4《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
3《忘れられた洞窟/Forgotten Cave》
2《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》
2《隔離されたステップ/Secluded Steppe》
2《平穏な入り江/Tranquil Cove》
1《ボロスの駐屯地/Boros Garrison》
1《亡骸のぬかるみ/Mortuary Mire》

4《紅蓮破/Pyroblast》
3《天啓の光/Ray of Revelation》
2《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
2《未達への旅/Journey to Nowhere》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1《払拭/Dispel》
1《コーの奉納者/Kor Sanctifiers》
1《孤独な宣教師/Lone Missionary》

 タッチ青のボロス・カルドーサが2人トップ32に入賞した。最近のボロス・カルドーサは《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》の代わりに《宮殿の歩哨/Palace Sentinels》を投入した統治者型が主流だが、こちらはカルドーサの再誕と折半されているね。タッチした青からは《熟考漂い/Mulldrifter》が投入されている。歩哨と合わせて相手をアドバンテージで飲み込んでしまうことだろう。

UB Teaching Control
TARKANMAG (15TH PLACE)

2《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
2《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》

4《対抗呪文/Counterspell》
3《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
3《神秘の指導/Mystical Teachings》
3《熟慮/Think Twice》
2《破滅の刃/Doom Blade》
2《本質の散乱/Essence Scatter》
2《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》
2《無垢の血/Innocent Blood》
2《定業/Preordain》
2《清純のタリスマン/Pristine Talisman》
1《苦悶のねじれ/Agony Warp》
1《転覆/Capsize》
1《墓所への乱入/Crypt Incursion》
1《肉貪り/Devour Flesh》
1《見栄え損ない/Disfigure》
1《残響する衰微/Echoing Decay》
1《殺害/Murder》
1《血まみれの書の呪い/Curse of the Bloody Tome》

6《島/Island》
3《沼/Swamp》
4《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
4《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
3《光輝の泉/Radiant Fountain》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1《ディミーアのギルド門/Dimir Guildgate》
1《孤立した砂州/Lonely Sandbar》

3《水流破/Hydroblast》
2《払拭/Dispel》
2《強迫/Duress》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《ヴォーデイリアのゾンビ/Vodalian Zombie》
1《完全無視/Complete Disregard》
1《血まみれの書の呪い/Curse of the Bloody Tome》
1《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
1《屍賊の嘆き/Wail of the Nim》

 最近の青黒コントロールは《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》型が主流になりつつあるが、ある意味では古典的な《神秘の指導/Mystical Teachings》+《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》型もまだ生き残っている。少し前まではこのタイプは、クリーチャーは《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》や《海門の神官/Sea Gate Oracle》だけのことが多かったんだけど、環境のデッキパワーに合わせるためか《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》が投入されている。

Mono Red Burn
MEDVEDEV (17TH PLACE)

4《稲妻の連鎖/Chain Lightning》
4《貫かれた心臓の呪い/Curse of the Pierced Heart》
4《炎の稲妻/Firebolt》
4《火炎の裂け目/Flame Rift》
4《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《針落とし/Needle Drop》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4《燃えがらの匂い/Scent of Cinder》
4《焼尽の猛火/Searing Blaze》
3《魔力変/Manamorphose》

17《山/Mountain》

4《溶鉄の雨/Molten Rain》
4《紅蓮破/Pyroblast》
4《粉々/Smash to Smithereens》
3《灰の殉教者/Martyr of Ashes》

 『破滅の刻』の《火付け射手/Firebrand Archer》はPauperにとって間違いなく目玉のカードだった。特にバーンにはすんなり入るだろうと考えられていただろう。しかしこのデッキは、もう1枚の主力カード、《熱錬金術師/Thermo-Alchemist》までも排した本当のフルバーンとなっている。代わりに採用された《燃えがらの匂い/Scent of Cinder》はこのデッキだと1枚でシャレにならないダメージを叩き出すだろう。2ターン目に使えないと厳しいけど、それは熱錬金術師や射手も同じという判断かな。《魔力変/Manamorphose》もバーンでは珍しいチョイスだ。

http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2017-07-24

 それではまた来週。

Tortured Song 2

2017年7月21日 MTG
4《意思切る者/Architects of Will》
4《遺棄地の恐怖/Horror of the Broken Lands》
4《よろけ腐り獣/Lurching Rotbeast》
4《巨怪なオサムシ/Monstrous Carabid》
4《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
4《通りの悪霊/Street Wraith》
1《血の執行司祭/Blood Celebrant》
1《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》
1《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》
1《記憶の壁/Mnemonic Wall》
1《療養所の骸骨/Sanitarium Skeleton》
1《よろめく殻/Shambling Shell》

4《Songs of the Damned》
4《拷問生活/Tortured Existence》
3《骨までの齧りつき/Gnaw to the Bone》
1《惨劇の記憶/Haunting Misery》

10《沼/Swamp》
4《穢れた果樹園/Foul Orchard》
4《ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow》

 『破滅の刻』で《よろけ腐り獣/Lurching Rotbeast》が加わり、強化(?)されたこのデッキだが、《療養所の骸骨/Sanitarium Skeleton》というカードの発見でデッキの完成度が上がった。《モルグの窃盗/Morgue Theft》→《奈落の守り手/Pit Keeper》という流れが必要なくなり、《よろけ腐り獣》を入れるスペースができたと同時に、15マナあれば無限ループに持ち込めるようになった。以前は23マナだったのでこの差は結構大きく、最終ターンに先に《Songs of the Damned》を使ってから発掘、という動きが取れるようになった。

3マナで骸骨を回収

1マナで信徒を回収

1マナで信徒をプレイ

3マナで骸骨を回収

1マナで壁を回収

5マナで壁をプレイ、歌を回収

1マナで歌をプレイ

 あとは歌のマナから骸骨を回収→ハーピィを回収→ハーピィをプレイで戦場の壁を回収、で無限ループへ。もちろん、《惨劇の記憶/Haunting Misery》で勝てるときはそっちのほうが圧倒的に速いけど。

 The Spyと違って場に《拷問生活/Tortured Existence》があるのが自由度高くていいね。そのぶん、《拷問生活》への依存度が高くてマリガンが厳しいけど。

 あ、グランプリ京都に参加する人は頑張ってください。

UR Tandem Archer

2017年7月19日 MTG
4《火付け射手/Firebrand Archer》
4《二人組の見張り番/Tandem Lookout》

4《入念な研究/Careful Study》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4《魔力変/Manamorphose》
4《定業/Preordain》
4《炎の儀式/Rite of Flame》
3《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
3《払拭/Dispel》
2《発掘/Unearth》

4《古き泉/Ancient Spring》
4《地熱の割れ目/Geothermal Crevice》
4《鋭き砂岩/Sandstone Needle》
4《サプラーツォの岩礁/Saprazzan Skerry》

 この前トナプラで当たったデッキ。40枚目以降の枚数は推測だけど、見たカードはこんな感じだった。3枚の土地から6マナが出せるようになる4ターン目に《火付け射手/Firebrand Archer》と《二人組の見張り番/Tandem Lookout》を一気に出して余った1マナから《炎の儀式/Rite of Flame》や《水蓮の花びら/Lotus Petal》と繋いでいくのが最速パターンかな?

 コンボを回している最中に黒マナはほぼ必要なさそうだったので、《暗黒の儀式/Dark Ritual》と《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》は、《煮えたぎる歌/Seething Song》と《捨て身の儀式/Desperate Ritual》に変えたほうがいいような気もする。そういえば、相性の良さそうな《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》は見なかったな。

 《水蓮の花びら/Lotus Petal》が高すぎて自分では組む気が起きないので、ぜひ誰か回してみてください。弱くても俺は責任は取れませんw 地味に《鋭き砂岩/Sandstone Needle》も高い(2チケ)。
 昨日のPauper Challengeは、祝日ということもあって日本人プレイヤーの参加も多かったみたいだね。自分も参加したんだけど、全然ダメだったよ。そんな、『破滅の刻』がリリースされて最初のPauper Challengeの結果を見ていこう。

UB Angler Delver
KUNGFUTREES (6TH PLACE)

4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
4《縞カワヘビ/Striped Riverwinder》
1《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
1《スゥルタイのゴミあさり/Sultai Scavenger》

4《渦まく知識/Brainstorm》
4《対抗呪文/Counterspell》
4《思考掃き/Thought Scour》
3《死体発掘/Exhume》
3《留意/Mental Note》
3《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
2《払拭/Dispel》
2《噴出/Gush》
2《思案/Ponder》
1《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1《活力の奔出/Rush of Vitality》

9《冠雪の島/Snow-Covered Island》
1《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
4《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
3《灰のやせ地/Ash Barrens》

3《突発的変化/Spontaneous Mutation》
2《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
2《減縮/Shrivel》
2《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》
1《オーラの変転/Aura Flux》
1《綿密な分析/Deep Analysis》
1《剥奪/Deprive》
1《払拭/Dispel》
1《ファングレンの狩人/Fangren Hunter》
1《吸血の絆/Vampiric Link》

 高橋優太プロが『破滅の刻』での注目カードに挙げた《縞カワヘビ/Striped Riverwinder》がさっそく結果を残したね。青黒アンコウ・デルバーに《死体発掘/Exhume》を投入しリアニメイト要素を加え、早いターンに《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》かカワヘビを立ててそれを守りきってしまおうというプランだ。《活力の奔出/Rush of Vitality》がおもしろい選択で、1度通せば相手の除去呪文をカウンターしながら、アグロデッキ相手には挽回不能なライフ差をつけることができるだろう。サイドボードもマニアックなチョイスが光るね。

 このデッキの他にも、《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》や《ドラゴンの息/Dragon Breath》を投入した古典的なリアニメイトにカワヘビを投入したデッキもいたりと、この呪禁クリーチャーはPauperに影響を与えているようだ。

UBR Hundred Control
FAT FINGERS (32ND PLACE)

2《粗石の魔道士/Trinket Mage》
1《Shield Sphere》

4《渦まく知識/Brainstorm》
4《対抗呪文/Counterspell》
4《除外/Exclude》
4《炎の斬りつけ/Flame Slash》
4《無垢の血/Innocent Blood》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《マグマのしぶき/Magma Spray》
4《神秘の指導/Mystical Teachings》
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
4《熟慮/Think Twice》
3《清純のタリスマン/Pristine Talisman》
2《悪魔の布告/Diabolic Edict》
2《渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm》
2《終止/Terminate》
1《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
1《墓所への乱入/Crypt Incursion》
1《残響する破滅/Echoing Ruin》
1《電謀/Electrickery》
1《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》
1《処刑人の薬包/Executioner’s Capsule》
1《まやかしの召喚/False Summoning》
1《炎の稲妻/Firebolt》
1《恐ろしい死/Ghastly Demise》
1《禁制/Prohibit》
1《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》

5《島/Island》
2《山/Mountain》
1《沼/Swamp》
4《灰のやせ地/Ash Barrens》
4《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
4《進化する未開地/Evolving Wilds》
4《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
4《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
3《血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves》
2《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1《大焼炉/Great Furnace》
1《亡骸のぬかるみ/Mortuary Mire》
1《ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium》
1《教議会の座席/Seat of the Synod》
1《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》

4《水流破/Hydroblast》
4《紅蓮破/Pyroblast》
2《強迫/Duress》
2《電謀/Electrickery》
2《破壊的脈動/Shattering Pulse》
1《払拭/Dispel》

 コントロールデッキの勝ち手段は常に難しい問題だ。多すぎてはデッキの動きを阻害するし、少なすぎると対処されるリスクが増える。この青黒赤コントロールは特定のカードによる勝利をほぼ放棄している。ではどうやって勝つのか? ――ナチュラルライブラリーアウトだ! MtGの理に反する100枚を超えるライブラリーには除去とカウンター、そしてドロー呪文が詰め込まれ、相手の勝ち手段を根絶やしにし、相手のライブラリーがなくなるまで耐えるんだ。恐ろしい思考に思えるかもしれないが、Pauperはクリーチャー主体のデッキがほとんどなので、《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》が回り始めると100パーセント勝てないという状態になるデッキも少なくない。さっさと投了してしまおうというプレイヤーも多いだろう。あまり相手にはしたくないデッキだな。

UR Puzzle Control
MLOVBO (1ST PLACE)

4《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》
4《対抗呪文/Counterspell》
4《除外/Exclude》
4《炎の稲妻/Firebolt》
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
4《定業/Preordain》
3《炎の斬りつけ/Flame Slash》
3《双角の連続襲撃/Flurry of Horns》
3《稲妻/Lightning Bolt》
2《綿密な分析/Deep Analysis》
2《払拭/Dispel》
1《電謀/Electrickery》

7《島/Island》
6《山/Mountain》
4《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
4《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
1《孤立した砂州/Lonely Sandbar》

4《水流破/Hydroblast》
4《紅蓮破/Pyroblast》
3《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
2《払拭/Dispel》
1《電謀/Electrickery》
1《ごまかし/Hoodwink》

 予選全勝、決勝でも3つのデッキを下して優勝したのは青赤コントロールだ。《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》をアドバンテージエンジンに据え、勝ち手段には《双角の連続襲撃/Flurry of Horns》を備えたノンクリーチャーの構成となっている。以前からたまに見かけたデッキであり、『破滅の刻』の影響も受けていないようだけど、いきなりの圧倒的成績はデッキの練り込みとプレイングの熟練の賜物だろう。

http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2017-07-17

 それではまた来週。

MO 2017/07/17

2017年7月17日 MTG
■Pauper Challenge 2-4

 デッキは青黒フリッカー。デルバーは明らかに自分に合っていない、ディンローヴァ・トロンは回した感じ時間切れが頻発しそう、ボロスキティ(統治者)はなんかしっくりこない、青黒アンコウコントロールは結局アンコウ頼りになるのが嫌、不屈の部族シュートはデルバーだらけで使いたくない、親和はここ最近回してないし一番難しいデッキなので……という消去法の結果こうなった。まあ今回は初参加で、おまけが本編みたいなものなので……。

白青黒ファミリア W-L-L
エルフ L-W-W
ムラーサ・トロン L-W-W
青黒アンコウ・デルバー L-L
不屈の部族シュート L-W-L
呪禁オーラ L-W-L

 相性悪いデッキと当たりすぎたのもあるけど、デッキが環境に取り残されてる感はあった。

■おまけ

 月曜日朝2時という日本人に大変優しくない時間帯に開催されるPauper Challengeなので、実際に参加してみるとどうなのかって身をもって試してみた。まず、日曜日はナチュラルに12時起き(笑)。18時頃までトナプラでトロンやボロスキティを触って、なんか違うなということで、でもデッキ案もなくてとりあえず仮眠に。21時頃に目が覚めてしまい、ここで「フリッカーでいいか」という諦めにも似た天啓が。そこからサイドボードを整えたりトナプラで回したりMincraftをしたりしてたら26時に。

 元々夜型だし、昔からライトノベルを読んでたら気づいてたら朝でしたなんてことはしょっちゅうだったから、活動時間による極端な集中力の低下はなかったと思う。R2G1はネズミと除去の二択の単純ミスがあったけど、このくらいのミスは正直いつもやってるしw 逆に、気づけないようなゲームプランとかのミスはそもそも気づけないから比較できないし。

 試合中は音楽、待ち時間は動画と分けたのもよかったかもしれない。というか、待ち時間がある大会が久しぶりだったから、そのへんが新鮮だった。

 むしろ終わった後のがしんどかったかな。8時に無理やり布団に入ったけど、レム睡眠に入れず、1時間30分ごとに目が覚めてたし。

 次回に向けて、とりあえず使いたいデッキを決めないと……。

MO 2017/07/16

2017年7月16日 MTG
■Pauper2構 0-2

 デッキはディンローヴァ・トロン。

黒緑アリストクラッツ L-W-L
赤単スライ L-L

 時間切れ負け+サンドバッグで心が折れた。

破滅の刻

2017年7月12日 MTG
4《待ち伏せ/Ambuscade》
4《相殺の風/Countervailing Winds》
4《狡猾な生き残り/Cunning Survivor》
4《不屈のエイヴン/Dauntless Aven》
4《火付け射手/Firebrand Archer》
4《ケンラの潰し屋/Khenra Scrapper》
4《人生は続く/Life Goes On》
4《よろけ腐り獣/Lurching Rotbeast》
4《オアシスの祭儀師/Oasis Ritualist》
4《ロナスの重鎮/Rhonas’s Stalwart》
4《呪文織りの永遠衆/Spellweaver Eternal》
4《縞カワヘビ/Striped Riverwinder》
2《生存者の野営地/Survivors’ Encampment》
4《悲劇的教訓/Tragic Lesson》

 以上、0.5チケ。
 長ったらしい挨拶は省いて、さっさとデッキリストを見ていこう。

WB Control
BEZUGO (3RD PLACE)

4《偽りの希望の神/Kami of False Hope》
4《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》
3《宮殿の歩哨/Palace Sentinels》
2《アラシンの僧侶/Arashin Cleric》
2《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》
2《希望の壁/Wall of Hope》
1《墓所のネズミ/Crypt Rats》
1《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》

4《黒死病/Pestilence》
3《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
3《夜の囁き/Night’s Whisper》
3《虹色の断片/Prismatic Strands》
1《強迫/Duress》
1《発掘/Unearth》

2《平地/Plains》
2《沼/Swamp》
4《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
4《磨かれたやせ地/Scoured Barrens》
2《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
2《亡骸のぬかるみ/Mortuary Mire》
1《灰のやせ地/Ash Barrens》
1《やせた原野/Barren Moor》
1《カビーラの交差路/Kabira Crossroads》
1《流砂/Quicksand》
1《光輝の泉/Radiant Fountain》
1《隔離されたステップ/Secluded Steppe》

3《強迫/Duress》
2《破滅の刃/Doom Blade》
1《酷評/Castigate》
1《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
1《俗物の放棄/Forsake the Worldly》
1《未達への旅/Journey to Nowhere》
1《コーの奉納者/Kor Sanctifiers》
1《孤独な宣教師/Lone Missionary》
1《夜の囁き/Night’s Whisper》
1《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi》
1《軍旗の旗手/Standard Bearer》

 古典的な白黒コントロールがトップ8に飛び込んだ。優秀な追加能力をもつクリーチャーと《黒死病/Pestilence》で盤面をコントロールするという仕組みは変わらず、新戦力の《宮殿の歩哨/Palace Sentinels》がアドバンテージ・エンジンとして採用されている。更地で統治者になれば勝利は目前だね。土地やサイドボードに1枚刺しのカードが多く、練り込みが感じられるデッキだ。

WUB Familiar
RENATO_O_DELGADO (29TH PLACE)

4《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》
4《海門の神官/Sea Gate Oracle》
4《陽景学院の使い魔/Sunscape Familiar》
3《記憶の壁/Mnemonic Wall》
3《熟考漂い/Mulldrifter》
2《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》
2《ディンローヴァの恐怖/Dinrova Horror》
2《石角の高官/Stonehorn Dignitary》

4《強迫的な研究/Compulsive Research》
4《断絶/Snap》
3《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
3《衝動/Impulse》

4《島/Island》
2《平地/Plains》
2《沼/Swamp》
4《進化する未開地/Evolving Wilds》
3《灰のやせ地/Ash Barrens》
3《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》
3《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》

3《ブーメラン/Boomerang》
3《払拭/Dispel》
2《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》
2《綿密な分析/Deep Analysis》
2《石角の高官/Stonehorn Dignitary》
2《血の復讐/Vendetta》
1《ディンローヴァの恐怖/Dinrova Horror》

 フリー・スペル・クリーチャーが禁止されてもなお、使い魔たちは生き残っている。即死コンボでこそないものの、《ディンローヴァの恐怖/Dinrova Horror》が延々と《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》されるのは対戦相手からしたらまさに恐怖だろう。このリストは《定業/Preordain》を諦め、そのぶんクリーチャーを水増ししている。《熟考漂い/Mulldrifter》が3枚になっているのは思い切った選択だが、デッキが回り始めると手札は余るようになるので、序盤の動きに注力しようということだろう。

 プレイの注意点としては、とにかく素早くプレイすることだ。操作できるカードが多く、やることがたくさんあるため、動きにきちんと慣れている必要がある。

Affinity
JAKEMONDELLO (18TH PLACE)

4《エイトグ/Atog》
4《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger》
4《金属ガエル/Frogmite》
4《歯車襲いの海蛇/Gearseeker Serpent》
4《マイアの処罰者/Myr Enforcer》

4《彩色の星/Chromatic Star》
4《感電破/Galvanic Blast》
4《予言のプリズム/Prophetic Prism》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4《物読み/Thoughtcast》
2《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk》
1《投げ飛ばし/Fling》
1《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》

4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
4《大焼炉/Great Furnace》
4《教議会の座席/Seat of the Synod》
4《伝承の樹/Tree of Tales》

3《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2《払拭/Dispel》
2《水流破/Hydroblast》
2《クラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shaman》
2《紅蓮破/Pyroblast》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《心に静寂/Serene Heart》

 環境の覇者・親和は、アーティファクト・セットの『カラデシュ』から新戦力を得ている。《歯車襲いの海蛇/Gearseeker Serpent》は、テキストに親和とは書かれていないが、やっていることは親和のそれだ。2マナ5/6の暴力性については語るまでもないだろう。一般的なリストだと1〜2枚だが(トップ8に入ったリストも2枚だ)、このリストは4枚フル投入し、相手を押しつぶしてしまおうという目論見になっている。

http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2017-07-10

 決勝戦はデルバーのミラーマッチで、青赤が青単色を下した。デルバーの支配はまだまだ終わりそうにないな。

 それではまた来週。

WUx Freed Combo

2017年7月9日 MTG
 《ヘリオッドの巡礼者/Heliod’s Pilgrim》と《幻の漂い/Drift of Phantasms》を使いたかった。

4《幻の漂い/Drift of Phantasms》
3《ヘリオッドの巡礼者/Heliod’s Pilgrim》
1《炎波の発動者/Flamewave Invoker》

4《強迫的な研究/Compulsive Research》
4《未達への旅/Journey to Nowhere》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《定業/Preordain》
3《現実からの遊離/Freed from the Real》
3《風のゼンディコン/Wind Zendikon》
2《払拭/Dispel》
2《万の眠り/Gigadrowse》
2《衝動/Impulse》
2《連弾炎/Pyromatics》

7《島/Island》
1《山/Mountain》
1《平地/Plains》
4《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
4《平穏な入り江/Tranquil Cove》
3《灰のやせ地/Ash Barrens》
2《曲がりくねる川/Meandering River》

3《オーラの変転/Aura Flux》
3《綿密な分析/Deep Analysis》
3《電謀/Electrickery》
3《炎の斬りつけ/Flame Slash》
2《払拭/Dispel》
1《万の眠り/Gigadrowse》

 青赤2色よりもしっくりくる感じがなかった。

4《幻の漂い/Drift of Phantasms》
3《血儀式の発動者/Bloodrite Invoker》
3《ヘリオッドの巡礼者/Heliod’s Pilgrim》

4《強迫的な研究/Compulsive Research》
4《定業/Preordain》
3《強迫/Duress》
3《破滅の刃/Doom Blade》
3《現実からの遊離/Freed from the Real》
3《未達への旅/Journey to Nowhere》
3《風のゼンディコン/Wind Zendikon》
2《払拭/Dispel》
2《万の眠り/Gigadrowse》
1《衝動/Impulse》

7《島/Island》
1《平地/Plains》
1《沼/Swamp》
4《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
4《平穏な入り江/Tranquil Cove》
3《灰のやせ地/Ash Barrens》
1《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
1《曲がりくねる川/Meandering River》

3《オーラの変転/Aura Flux》
3《綿密な分析/Deep Analysis》
2《払拭/Dispel》
2《吐き気/Nausea》
1《解呪/Disenchant》
1《破滅の刃/Doom Blade》
1《万の眠り/Gigadrowse》
1《未達への旅/Journey to Nowhere》
1《減縮/Shrivel》

 《強迫/Duress》はさすがの強さ。最大の敵は勝つまでに必要なマナ(約60マナ)。相手の強迫は諦めて、2枚くらい《魂の消耗/Consume Spirit》にしたほうがいいか……。

 しかしウルザトロン相手に《地の裂け目/Earth Rift》でバウンスランドをパリンパリン割られて心が折られた。Pauperでたまにいるランデスが20枚くらい入ったデッキじゃなくてもキツいのはあかんな……。

 『破滅の刻』が発売されたら、《オアシスの祭儀師》型も試したい。

Tortured Song

2017年7月5日 MTG
4《意思切る者/Architects of Will》
4《遺棄地の恐怖/Horror of the Broken Lands》
4《巨怪なオサムシ/Monstrous Carabid》
4《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
4《通りの悪霊/Street Wraith》
2《奈落の守り手/Pit Keeper》
2《よろめく殻/Shambling Shell》
1《血の執行司祭/Blood Celebrant》
1《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》
1《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》
1《記憶の壁/Mnemonic Wall》

4《Songs of the Damned》
4《拷問生活/Tortured Existence》
3《骨までの齧りつき/Gnaw to the Bone》
2《モルグの窃盗/Morgue Theft》
1《惨劇の記憶/Haunting Misery》

10《沼/Swamp》
4《穢れた果樹園/Foul Orchard》
4《ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow》

 《拷問生活/Tortured Existence》があればサイクリング・クリーチャーと発掘クリーチャーをマナがある限りぐるぐる回して墓地にカードをどんどん送れるので、《骨までの齧りつき/Gnaw to the Bone》で試合の速度を落としつつライブラリーをすべて墓地に落とす。

 墓地にカードが全て落ちたら、もう1枚のキーカード《Songs of the Damned》でマナを出して《モルグの窃盗/Morgue Theft》2枚をフラッシュバックして必要なカードを手札に加えて試合終了。

 勝ちパターンは2つあり、1つは《血の執行司祭/Blood Celebrant》と《記憶の壁/Mnemonic Wall》を回収→執行司祭の能力で青マナを出して壁→《惨劇の記憶/Haunting Misery》を回収、20点本体で勝利。

 もう1つは、《血の執行司祭/Blood Celebrant》と《奈落の守り手/Pit Keeper》を回収→守り手で《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》を回収→ハーピーで守り手を場から回収→守り手で壁を回収→壁で歌を回収→ハーピーを出し直して壁を回収→無限マナ→同じ手順で《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》を循環させて勝利。と、勝つのに5分位かかるけど一応無限ドレイン。ちなみにこの勝ち方は『The Spy』の流用。

 勝率? JFFで3割くらいかな……(震え声

 ちなみに『破滅の刻』が発売されたら《よろけ腐り獣》で強化される予定。
 意外とやる気ももったので、今週もPauper Challengeの結果を見ていこう。

WU Tireless Tribe Shoot
D_MACHINE (15TH PLACE)

4《戦隊の鷹/Squadron Hawk》
4《不屈の部族/Tireless Tribe》
1《軍旗の旗手/Standard Bearer》

4《渦まく知識/Brainstorm》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4《裏返し/Inside Out》
4《シャドーの裂け目/Shadow Rift》
3《堂々巡り/Circular Logic》
3《噴出/Gush》
3《思案/Ponder》
2《目くらまし/Daze》
2《虹色の断片/Prismatic Strands》
1《払拭/Dispel》
1《空間の擦り抜け/Slip Through Space》
1《禁制/Prohibit》

9《島/Island》
4《平地/Plains》
3《灰のやせ地/Ash Barrens》
3《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》

4《ジェイスの消去/Jace’s Erasure》
2《はらわた撃ち/Gut Shot》
1《黒の防御円/Circle of Protection: Black》
1《青の防御円/Circle of Protection: Blue》
1《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
1《解呪/Disenchant》
1《払拭/Dispel》
1《万の眠り/Gigadrowse》
1《未達への旅/Journey to Nowhere》
1《虹色の断片/Prismatic Strands》
1《軍旗の旗手/Standard Bearer》

 じわじわと勢力を伸ばしつつある《不屈の部族/Tireless Tribe》シュートデッキは、いよいよ各プレイヤーのオリジナリティが発揮されるフェーズに移ってきたようだ。このリストは一般的な《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》ではなく、《戦隊の鷹/Squadron Hawk》が採用されている。デッキ最強のインチキカードである《噴出/Gush》(0マナ16点火力!)を探しにいける占い師との比較は難しいところだが、安定して手札を増やせるというメリットは明確だし、《渦まく知識/Brainstorm》とのシナジーは語るまでもないだろう。《虹色の断片/Prismatic Strands》のコストにできるのも見逃せない。と、思った以上に多才なカードかもしれない。サイドボードも独特なチョイスが多く、初見で使いこなすのは難しいだろう。

 この他にも、《目くらましの呪文/Dizzy Spell》を1枚忍ばせたリストがリーグで5-0していたりと、まだまだ改良の余地のあるデッキなので、これからどんどんデッキが進化していくかもしれないね。

Mono Red Sligh
LANDOCARDS (28TH PLACE)

4《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》
4《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
4《ゴブリンの群勢/Goblin Cohort》
4《ジャッカルの使い魔/Jackal Familiar》
4《モグの徴集兵部隊/Mogg Conscripts》
4《泥騒ぎの群勢/Mudbrawler Cohort》
4《谷を駆ける者/Valley Dasher》
1《ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter》

4《死亡+退場/Dead+Gone》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《変異原性の成長/Mutagenic Growth》
1《火炎破/Fireblast》

18《山/Mountain》

4《紅蓮破/Pyroblast》
3《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
3《溶鉄の雨/Molten Rain》
3《火花鍛冶/Sparksmith》
2《鋭い痛み/Flaring Pain》

 《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》の登場以降、メタゲームに食い込みそうで食い込まないもどかしい立ち位置が続いている赤単だが、このデッキはおもしろいカードチョイスでトップ32を達成した。それが《死亡+退場/Dead+Gone》だ。このPauper唯一の分割カードは軽い除去として使える上に、デッキの天敵の《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》にも抵抗できる。《変異原性の成長/Mutagenic Growth》がフル投入されているのも珍しく、とにかくテンポで押し切ってしまおうという意思が強く現れているね。このタイプが今後主流になるかどうかはわからないが、頭の片隅には置いておいた方がよさそうだ。

UBR Flicker Control
JANICESTONE (2ND PLACE)

4《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
4《熟考漂い/Mulldrifter》
2《古術師/Archaeomancer》
2《海門の神官/Sea Gate Oracle》
1《騒がしいネズミ/Chittering Rats》
1《ディンローヴァの恐怖/Dinrova Horror》

4《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
4《対抗呪文/Counterspell》
4《炎の斬りつけ/Flame Slash》
4《定業/Preordain》
3《渦まく知識/Brainstorm》
2《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
1《残響する破滅/Echoing Ruin》
1《墓の刈り取り/Reaping the Graves》
1《終止/Terminate》

4《島/Island》
1《山/Mountain》
1《沼/Swamp》
4《進化する未開地/Evolving Wilds》
3《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
3《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
2《血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves》
2《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
1《灰のやせ地/Ash Barrens》
1《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》

4《紅蓮破/Pyroblast》
3《水流破/Hydroblast》
2《電謀/Electrickery》
2《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1《払拭/Dispel》
1《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》

 青黒フリッカー・コントロールの勢力は弱まりつつある。同じコンセプトでより強力なディンローヴァ・トロンに使用者が流れていっているのだろうか。このグリクシス・コントロールも、《騒がしいネズミ/Chittering Rats》を1枚に抑えて、自分のドローにつながるカードを多く採用し、《ディンローヴァの恐怖/Dinrova Horror》がゲームの蓋の代わりを務めている。赤が加わったことで軽い除去が増え、クリーチャー偏重な今のメタゲームにハマったこのデッキは、見事2位に入賞した。

http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2017-07-03

 決勝戦でこのグリクシス・コントロールを打ち破ったのは青単デルバーだ。やはりこのデッキは最強なんだろうか?

 それではまた来週。

MO 2017/07/03

2017年7月3日 MTG
■Pauper2構 1-2

 デッキは青赤氷雪デルバー。

白単ウィニー W-W
エルフ L-L
青黒エヴィンカー L-W-L

 1マッチで2回《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》がスカって悲しみに包まれた。

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